世界中、そしていつの時代も世間を騒がせる永遠のスキャンダルテーマ「不倫」。2020年もさっそく芸能人の浮気・不倫報道がワイドショーをにぎわせました。
多くの人は「不倫なんて、私からはほど遠い話題。なぜ不倫するのかまったく理解できない!パートナーは絶対に私を裏切るはずがない!」と他人事のように捉えますが、実はあなたの知らないところで、そのパートナーが不倫予備軍になっているかも…。
一度手を染めると抜けられない、麻薬のような中毒作用を持つオトナの不倫。
そこで今回は、100人以上の男性とオンライン対話を行った元チャットレディである私が、「不倫男性の実態と不倫対策」について、ご紹介します。
不倫男性がチャットレディに手を染める理由

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ところで「なぜチャットレディが不倫情報に詳しくなるの?」と、頭にはてなマークが浮かぶ読者もいらっしゃるでしょう。ますはその説明から。
ふと、空き時間があった関係で収入を増やそうと試みた私は、いかがわしい要素のない人妻カテゴリーでチャットに登録し、一時的にチャットレディとして働いていました。
私が登録したチャット運営会社は、ネット配信等を手がける大手の企業で、プラットフォーム上で女性側がカメラをオンにして待機し、男性と文章または通話でコミュニケーションをとるシステムでした。
その客層はキャバクラに行きたくても多忙で時間のない経営者や、風俗通いが明るみに出ると立場上困る教師や地方の有力者など、基本的に家庭を持つ30代後半から50代までの高学歴高収入が大半。
女性とのオンライン会話だけに1時間に約1万円も投資することから、必然的にこのレンジの客層になるのかもしれません。
人妻カテゴリーで登録していると「不倫してるの?それとも相手を探してこのチャットをしているの?」や「この前の僕の不倫話聞きたい?」など、出るわ出るわ、世間のダークサイドのお話。
たしかに、不倫の話って絶対に会社の同僚や友人に口外できないネタである一方で、火遊びの感覚から本気の恋愛に至るまであり、ひとりでずっと心のなかにしまい込んでいるのも限界がきてしまう案件ですよね。
その吐け口として、そして新たな相手の発掘場所として、不倫しまくっている男性はチャットレディに手を出すのです。
麻薬的効力を持つ不倫
不倫しているお客様と話していると、だいたいがすでに何人かとの浮気を経験していることに気づきます。そう、「不倫グセ」がついてしまっているので、彼らの罪悪感は麻痺状態なのです。
お客様から聞いた、よくある不倫の理由はこちら。
「最初の不倫は、妻帯者なのに魔が差してしまい、罪悪感を覚えたんだけど、またあのときの高揚感や快感を…と思ってしまって手を出してしまうんだよね。もう妻とも何もないし、1度もまだバレてない。俺はうまく誤魔化してるから」
彼らの脳内は「妻が相手にしてくれない、妻だけでは満たされない→ほかの女に手を出そう」という思考回路が平気で成り立っているのです。
不倫はまるで麻薬。一度始めると歯止めが効かなくなってしまうようです。そして私は、そんな男性と数多くお話をしてきました。