お互いがお互いを一途に想い、愛す。そんなカップルの形を「理想」とする方も多いのではないでしょうか。
今回お話する女性、Sさんもそのひとりです。しかし、Sさんが約1年半ほど前からお付き合いしているのは「彼女がたくさんいる彼」。彼は、年収ウン千万円で、六本木のタワーマンションに住んでいるエリートサラリーマン。
Sさんは彼が「彼女をひとりに絞れない」とわかった上で、「ほかの女が逃げていくなか、私は逃げない」というスタンスで「最後まで残るわ!計画」を実行中の女性なのです。
「論外」な二股男性

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何股もかけている男性のなかでも、「論外」な男性との恋愛は、私は強烈に反対します。ここでいう論外な男性とは、ほかの女性の存在を隠そうとしない男性のこと。
「俺、彼女いるよ」と初めから告知して口説いてくる男性や「嫌なら別れるから」といった、上から目線で接してくる男性です。
賛否はあると思いますが、仮に3人の女性とお付き合いをしていたとして、完全に100%隠してくれたなら、3人全員が「私が彼女」だと思ってお付き合いができますよね。
隠すのは、もの凄い気苦労、そして、手間もお金もかかります。でも、2股かけるなら「せめてそれくらいやる」のが礼儀ですし、それすらできない人は2股なんかする資格がない。
でも、Sさんのお相手であるこの彼については、隠してくれていた。二股という不誠実ではありながらもSさんと向き合ってくれてはいるので、頑張る価値はあるとお伝えし、私はSさんを応援することにしたのです。
3つの歯ブラシ
Sさんが先日、彼のマンションにお泊りに行った際に、歯ブラシを3つ見つけたそうです。いつも彼が使っている歯ブラシ、見たことのない歯ブラシA、およびB。Sさんの歯ブラシは、持ち帰っているのでそこにはありません。
Sさんが洗面所で歯磨きをしようとしたときに、3本の歯ブラシがパッと目に入りました。このとき、Sさんは特に何もいわなかったのですが、歯ブラシがSさんの目に触れたことに彼が気づいたのです。
そして「ああ、これは年末に実家に戻ったときに使ったやつで、こっちは、この前の出張のときにホテルで使ってたやつなんだ」と告げられた。
Sさんが「あっ、そうなんだ〜!」と答えると「…俺、ほかの女いないからね」「俺の両親に誓って、ほかに女いないから」と、彼がいったそうなのです。