「職場の上司が嫌い」「後輩のあの子が嫌い」「友だちグループのあの人が嫌い」「ママ友のなかにとても苦手な人がいる」「母親と話すといつもイライラする」…なんて思う人が、誰しも1人や2人いるでしょう。
嫌いな人と距離を置くことができたらいいのですが、同じ職場だったり、昔からの仲良しグループだったり、子どもの繋がりがあったりするとなかなか離れられませんよね。
そんなとき、「なんであの人が嫌いなんだろう」「嫌いな人って、どういう人?」と知っておくと、心がラクになるのです。
どんなところが嫌い?
嫌いな人の、どのようなところがあなたは嫌いなのでしょうか。
- すぐ怒って話を聞かないところ
- こちらが悪いと決めつけて、冷静に判断しないところ
- ヒステリックに泣いたり、喚いたりするところ
- 嘘ばかりついて、いい加減なところ
- 時間を守らない、約束を守らないところ
- 肩書きを振り回して偉ぶるところ
- 空気を読まないところ
- 干渉的で押しつけがましいところ
- 自分の思い通りにならないと不機嫌になるところ
- 陰で人の悪口をいうところ
などでしょうか。人を嫌いになる=悪いことというわけではありません。AさんとBさんとCさんがいたら、それぞれ「自我」があって、それは異なるもの。
ちょっとした違いだったり、好ましい差異だったら受け入れられるけど、自分と合わない人というのも必ず存在します。
2割の人には嫌われる?
ところでみなさん、「2:6:2の法則」はご存じでしょうか。組織のなかの2割の人はモチベーションも高くよく働くが、6割はそこそこ働き、残り2割の人はあまり働かないといわれてます。人間だけではなく、アリなどもこの傾向があるんだとか。
面白いのは、この働かない2割を排しても、また同じ割合でよく働く人、そこそこの人、働かない人になっていくというところ。この法則から、会社によっては、わざと働かない人を入れる会社もあるそうです。
実はこれ、人間関係にも当てはまります。あなたの周りの2割はあなたのことが大好きなファン。6割は普通、残りの2割の人はあなたのことをよく思っていないアンチの人。どんな人気者でも、どんな有名人でも、すべての人から好かれる人はいません。
そして、先程いったように2割をがんばって追放したり、好きになってもらっても、また新たな2割のアンチが生まれます。そう、いたちごっこなのです。これは、時間もエネルギーももったいない。
それだったら、あなたのことが大好きな2割のファンと、楽しい時間や愛溢れるコミュニケーションをした方が有意義だと思いませんか?時間は1日24時間しかないですし、あなたの大事なエネルギーも有限ですしね。