人間関係にマンネリを感じたとき。「自分が変わらなければ」とか「相手に変わってほしい」と思うときもあるかと思います。
とくに、「相手に変わってほしい」と思ったとき。そのきもちを伝えるタイミングを間違えてしまうと、大きくすれ違う原因にもなりかねません。
「待つ」のもひとつの手

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相手に変わってほしくて、どうしても伝えなければいけないことがあるとします。そんなとき「きょうは会話が弾まない」と感じたら、「いったん待つ」ことが大切です。
無理に感情の隙間を埋めようとしたらそこから余計なものがあふれ出してしまうように、停滞感があるときには「引いてみる」ことがオススメ。
というのも、思いを適切に伝えるためには、相手が理解できる状況をうまくつくりあげていく必要があるからです。最初にその流れをつくるためにも、相手がこちらの話を聞くことができるようになるまで待つという間合いをつくらなければなりません。
とくに、伝えることで相手が変わると期待しているときほど「自分のために変わってほしい」という裏側にあるきもちが先行して伝わってしまいがち。
会話のちょっとしたすれ違いが大きなすれ違いにならないよう、まずは自分が相手のきもちに寄り添えているか見つめ直す。そのためには、冷静にときを待つことも必要になってくるでしょう。
相手の心が変わるのも自分次第
自分がいままで生きてきた価値観がすべてだと思うのではなく、相手が生きてきた価値観のなかにも、「自分がこれからいっしょに見たい世界がある」と感じられることが、お互いの距離感を掴んでいくときに大切なこと。そのうえでいっしょの未来にあるであろう風景を見るという感覚がお互いにとっての幸福感を高めていくことになるでしょう。
「人には相性がある」と感じられるところがある一方、「そもそも相性というものは存在しないのではないか」と思うところもあります。
自分と相手との関係性を築いた先に、心が生まれてくる。だからこそ、ふたりで「お互いにとって大切な答え」を探していく方が、よい関係性を築けるのではないでしょうか。相手の心や言動も、自分の価値観のなかで「変えたい」と思わせる何かがあれば、自ずと変わってくるはずです。
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