「豊かな人生」とは、いったいどのようなものでしょうか。「自由に生きる」ためには、いったいどうすればよいのでしょうか。
そんな生きる上で思わず立ち止まってしまうような悩みに対し、世界でたったふたりしかいないヒマラヤ聖者のひとり、ヨグマタ相川圭子さんはこう答えます。
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私のなかにあるもの
ハリオーム。こんにちは。お元気ですか?いまから30数年前、私は都内に50カ所のクラスをもってヨガを教えていました。
すべてに満たされていましたが、人を指導するのなら、もっとすべてを知らなければと思っていたのです。
そんなとき、ヒマラヤ聖者・パイロットババジが日本のテレビ番組に出演するということで、お世話係に任命されました。そんなご縁で、パイロットババジから「ヒマラヤにいらっしゃい」と招待されたのです。当時の私は、真理を知りたいと模索していた時期でした。
自分のなかに、いったい何があるのだろうか…。
深い修行をして、体という小宇宙を浄めて、心をつぶさに見て知って、それを超えていきました。さらに深いところのエネルギーと一体になって、究極のサマディ(悟り)に到達したのです。
悟りとは何か
だれもが宇宙と同じ5つの元素でできています。土、水、火、風、そして空という5つの要素でこの体はできています。
それが心配やらなにやらで濁ったり、鈍くなったり、ストレスがたまって重たくなったり、自分を疑ったり、人を疑ったり、怒ったり、悲しんだり。無知の心と、欲望の心で、年とともに重くなり老化して不純になっていくのです。
子どものころは純粋でした。
ヒマラヤの教えのひとつ「悟りへの道」は、浄めて純粋な自分に還っていくものです。あなたは幸せになると思って、いろいろなものをくっつけてきました。
でもそれは、重たくなり、ゴミになってしまうのです。ゴミを払い、浄化して純粋なあなたに戻ります。
本来は、悟りへの道です。インドでも、出家した人しかやらない道です。私たちは、素晴らしい人になりたいと、日々生きています。いろいろな勉強をして、知識を増やしていますが、自分自身についてまだ知らないのです。