「あの人だから」という言い訳
よく、「あの人は自分とは違うから」「あの人とは住む世界が違うから」という人がいます。この言葉がますますあの人との違いを生んでいることに気づかずに…。
あの人は稼いでいるから何でもできる。
あの人は美人だから得をする。
あの人はポジティブだから何をやってもうまくいく。
こうやって、自分との違いを取り上げて比べて、強調するのをやめるのは大事だと思うのです。
もちろん人間にはそれぞれに違いがあります。得意なことも違いますし、性格も違います。置かれた環境も違います。これらの違いを見ることは大事ですが、あの人にはできて自分にはできない理由にはなりません。
それに、軽々と行動しているように見える人が、本当に「軽々と」行動しているのかはわかりません。ポジティブに見える人も本当の本当はわからない。だってその人が考えていることはその人にしかわからないから。
あの人も、わたしのなかの一部
私は数年前に憧れの人に会いに行ったことがあるのですが、当時は完璧に見えていた人にも、そうじゃない一面があることを知りました。とっても意思が強そうに見えていたけど、そう勝手に思い込んでいたんだなということを感じたのです。
「あの人は意思が強くて、何をやってもセンスがいいからうまくいく」と思っていたけれど、それと同時に、「意思が強くない私はうまくいかなくてもまぁ当然か」と思っていたことに気づいたのです。
間違いなく、「あの人と私は違う」という言い訳をふりかざしていました。だから、理想通りにならなかったんですね。
それからは、「いまの私のまま、これをやってみてもいい」と許可するようにしました。もちろん、状況が追いつかないときはあります。でも確実にそれまでよりは近づきます。行動が変わるからです。
自分と他人とを不必要にわけないことは大事です。他人も実は自分の一部だったりしますから。
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