こんにちは。復縁アドバイザー浅海です。
別れた相手と日常的に顔を合わせる機会があるという人もいるでしょう。別れた当初は、気まずさから相手を避けてしまったとしても、もし自分に気持ちが残っていたら、再び距離を縮め、復縁したいと思うこともあるかもしれません。そんな場合、どのようにして相手に接していけばよいのでしょう。
今回は、職場の同僚でもある元彼と「復縁したい」と私のもとを訪れたYさんのケースをご紹介します。
25歳女性・Yさんのケース
Yさんと元彼は職場の同僚で、2年ほど付き合い、とても順調な交際をしていました。しかしあるときYさんが彼の携帯をコソっと見てしまい、女性とのメールのやり取りを見つけてしまいました。
Yさんは怒り、彼を問いただしたのですが、彼は携帯を勝手に見られたことに逆上。売り言葉に買い言葉となり、最終的に別れることになってしまいました。
当初はYさんも、「結婚も考えていたのに裏切られた!」と怒り心頭で、会社で彼に会っても、あいさつもしない状態でした。彼も同じで、わだかまりが残ったまま、時が過ぎました。
ところが別れて半年くらい経ったころ、Yさんは彼と同じプロジェクトチームに配属されたのです。彼がリーダーで、Yさんはサポート役というかたちでした。
さすがにお互いに無視を続けていたのでは仕事に支障があるので、徐々に必要最低限の会話をするようになりました。
Yさんは彼の仕事ぶりに、付き合い始めた当初を思い出していました。もともと同期のふたりは、仲間同士でよく飲み会などを開いていました。同期のなかでグンを抜いて仕事もでき、話も面白い彼にYさんは惹かれていきました。
プロジェクトをやっていくなかで、そのころと変わらない彼のできのよさに、Yさんは少しずつ惚れ直していったのです。
しかし彼はYさんを意識してか、仕事上でもとても事務的でした。Yさんも自分の気持ちに気づいたところで、どうしようもなくギクシャクした関係が続きました。
そんな状況で、私のもとへ「復縁をしたい」というご相談をお寄せいただいたのです。
まずは「普通」の関係に…
まず状況を見て、とにかく普通の関係に戻ることから始めてもらいました。普通にあいさつをし、普通に会話をし、普通に笑顔が出るような間柄。
Yさんも納得し、まずは笑顔であいさつをすることから始めました。
ところが、彼は目も合わせてくれません。あいさつは返ってくるのですが、すぐほかの同僚に話しかけてしまうとのこと。「普通って難しいですね…」とよくぼやいていました。
しかし、こればかりは地道に努力をすることが大切です。諦めず、毎日笑顔で彼に対応すること、ほかの同僚と同じように接すること、この2点を心がけてもらいました。
とはいえ、なかなか彼との関係に改善は見られません。
そこで今度は、「同じチームでも同僚でもよいので、複数で彼も交えて飲み会をセッティングしてはどうか」と提案し、彼と親しい同僚に理由をつけて彼に飲み会をセッティングするよう依頼してみてもらいました。
その際は、正直に事情を話すこと。大義名分として、「このままの状態では仕事に差し支えるので、よければ協力してもらえないか」と。ありがたいことに、同僚は快く依頼を引き受けてくれました。
飲み会では、「何気ない会話で彼に話を振ってみること」とアドバイスしました。また、「笑顔で楽しい時間を共有すること」「みんなの前で彼を褒めること」。
Yさんは賢い女性なので、見事にこのポイントをクリアし、楽しい飲み会になったようでした。
「次の日から彼の態度が変わった」とのご報告を受けました。普通に笑顔であいさつをしてくれるようになったとのことです。その飲み会を皮切りに、何度か同じチームで飲み会をするようになり、その都度彼との壁も低くなっていったようでした。