オンライン結婚式「自分はやりたくない」
新型コロナウイルスの影響により結婚式を断念したり、招待人数や場所、スケジュールを組み直したりと、大きな影響を受けた2020年の挙式カップルたち。そんななか「3密」を回避できるという部分から「オンライン結婚式」が誕生しました。
実際に結婚式場でタキシードやドレスを着用し、セレモニーを行う新郎新婦の様子を招待客へ配信し、リアルタイムでやり取りを行うことで結婚式を無事に開催したカップルは多く登場。
遠方のかたにも見てもらえることをはじめ、メリットも大きいオンライン結婚式ですが「どう思いますか?」という質問では、38.0%が「あまりいいと思わない」という意見となりました。
ところが「いいと思う」という意見を見てみると37.8%という接戦に。男女での差を見てみても、ほぼ同じという結果となりました。列席者として鑑賞する側は、もはや好みの問題といえそうです。
しかし、「あなた自身はオンライン結婚式をやってみたいと思いますか?」という質問では、なんと完全に相違する回答が発生。女性は73.9%、男性は57.4%が「やりたくない」と答え、「やってみたい」という方は女性が1.5%という驚愕の結果となりました。
男性は4.0%と女性より上回るものの、それでも非常に少ない結果に。「主役は女性」となることが多い結婚式においてこの状態となると、「オンライン結婚式業界は壊滅的なのでは?」という懸念が生まれるほど。
イメージはいい?悪い?
「オンライン結婚式のイメージは?」という質問では、13.8%で「遠方の人も気兼ねなく招待できる」が最多となりました。13.1%は「費用や準備が少ないため、簡単で気軽」、12.9%は「感染リスクがないので安心して実施できる」を支持しています。
「オンラインなら入院している祖父なども見ることができる」(30歳男性)と、会場へ足を運ぶことができないかたを思いやる声から「結婚式はお金がかかるのでオンラインで安くしたい」(37歳男性)と現実的な意見も。
一方、13.5%は「感動が薄くなってしまいそう」、11.5%は「通信環境が整っていない人を招待できない」、11.3%は「招待者と直接ふれ合えないので盛りあがらない」に票を投じ、総合すると58.2%と、5割以上がネガティブイメージを抱いています。
「そこまでしてみんなに祝ってもらいたくない。画面越しは恥ずかしい」(22歳女性)といった相手側の顔が見えないからこその恥ずかしさや、「実感がわかなそう」(35歳男性)という意見も挙がりました。