推しのどこに惹かれるのかを考えてみる
というわけで、みなさんは鬼滅の登場人物に好きなタイプや、興味を持った人はいたでしょうか。
特に男性キャラクターには、ひと言で「男」と言っても、様々なタイプがいるので、ひとりは気になる人物がいたのでは?こうして、もし自分のまわりにこのタイプの人がいたら…と見てみると、彼氏にしたい、友達にしたい、一緒に仕事したいなど、「いてくれたらいいな」と妄想することもあるだろうし、実際に身のまわりにいる人に当てはめてみるのも楽しい。
ちなみに個人的には、善逸が一番タイプ。「女好きな男が好き」、という理由から(笑)。一般的には女好きの男性というのは浮気性のイメージがつくため、あまり人気はないのかもしれない。しかし、実は女好きな男性というのは、みんなに愛情を持てる=ホスピタリティが高い人なのではと常日頃思っている。
この物語のように、すぐ過酷な状況に追い込まれるようなことは私たちの日常にはないけれど(笑)、でも生活していて「いざ」というとき、こういう男が一番強さを発揮して助けてくれるのではないかと思うのだ。
怖がりだし、泣き虫だし、うるさいし、そこだけみるとただのポンコツで足手まとい。しかし、自分自身が男性と肩を並べて仕事してガツガツ生きてきてしまったので、そういう男の弱さもかわいく思えてしまっているきょうこの頃…。
もしかしたら、私が落ちやすい「男らしさ」は、善逸のように、強がるのではなく自分の弱さを隠さず、そして自分によくしてくれた人や応援してくれている人へは、本当は怖くても全力で頑張ってみるという前向きさやまっすぐさを持っていることかもしれない。
いままでの日本のマンガの歴史上、少年漫画ではたくさんのキャラクターが登場し、さまざまな人間模様から自分を投影させてくれたり、好きとか嫌いとか思わせてくれたと思うが、『鬼滅の刃』は特にいまの日本人としては、コロナ禍という状況も手伝い、より日々を頑張って生きる私たちにはいろいろと感じさせてくれる登場人物が多かった作品だと感じた。
日ごろそんなにもマンガやアニメにハマる方ではない筆者が、こんなに人間観察をするのも珍しい。それだけ多くの人が夢中になったこともうなずける。
すでに鬼滅にハマった人は「自分はこう思う!」とか、「どうだったけ?」と思うかもしれないし、まだ見ていない人もそんなところに注目しながらぜひ見てステイホームタイムを楽しんでほしい。
- image by:PR TIMES(<C>吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable)
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