先日、私の恋愛教室に通っている生徒さんから「付き合うようになって1カ月の彼のことで悩んでいて…合鍵がほしいといってもいいものか、どうなのでしょうか」とご相談がありました。
状況を聞くと、彼に会うときはいつもご飯を作って持っていくようにしているとのこと。平日は、
- 仕事が終わったら自分の家に帰る
- 食事の支度をしてお弁当箱に詰める
- 彼が仕事が終わる時間を見計らって、彼の家に持って行く
- 彼の家で仕上げをする
上記のことをおこなっているそうです。これだとかなり手間が増えるので、先に彼の家に入らせてもらえたら…と思っての質問でした。さて、みなさんだったら、彼に「合鍵がほしい」と伝えますか?それとも、我慢しますか?
Q.「合鍵がほしい」と彼に伝えてもよいのでしょうか?
- A.それだけやっているなら大丈夫!いってもいい
- B.いや、合鍵は微妙だからいわないほうがいい
- C.「私の友達が、彼に合鍵もらったって喜んでて…」など遠回しに伝えてみる

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はい、みなさんの答えはいかがでしたか?これはですね、「2」のいわないほうがいいが正解です。
それはなぜか。合鍵は渡す側がその気になってこそ、いただけるものだからです。つまり、もらう側がお願いしていただくものではないのです。一見すると「合鍵が欲しい」と伝えるのは、「お付き合いしたい」と伝えたり、「結婚しよう」とプロポーズするのに似ているような気がします。
しかし、それとは全く性質の異なるものなのです。さあ、それはなぜか…わかりますか?合鍵はもらう側にはメリットしかなく、「渡す側が100%リスクを背負うものだから」です。そういったものを「お願いしてもらう」ことは、ズレているのです。
交際のお願いをしたりプロポーズをしたりする場合は、どちらにも失うもの、メリットがあります。つまり「公平なお願い」になるので、どちらからいってもよいものになるのです。この違いを把握することが大切です。
私も交際が始まって割と早い段階、たぶん3カ月くらいに「よかったら、合鍵ちょうだい」と彼女にいわれ、かなり嫌な気持ちになったのを覚えています。
この彼女は問題文の女性のように、色々してくれたわけでもありません。単に「合鍵をもらうのが、彼女のステータス」くらいに思っていた女性だったので尚更、嫌でした。
また、このときの私はすでに「同棲→別れ」を経験していたので、住まいをひとつにしないほうがよいということもわかっていたのです。「合鍵を渡す=同棲生活みたいになるのではないか」という懸念もあり、これも嫌に感じる原因でした。