彼への「気遣い」の裏にあるもの

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彼の喜ぶことをしてあげたり、プレゼントを贈ったり、彼の意見を優先させたり…。つい彼に気を遣いすぎて疲れてしまっていませんか?
彼への思いやりから、適度に気を遣ってあげられて、あなたも彼もハッピーになれるのなら素敵なのですが、気を遣うカゲに、
「自分がどう思われているか心配でたまらないから」
「彼が離れていかないように」
「こうしていないと愛されない気がする」
といった不安や怖れがあるときには、あなたは彼を見ているようで、実は自分自身のことしか見えなくなっています。
だから、気を遣いすぎているときのあなたは、「彼が喜んでくれるかどうか」ではなく、「これをしたら、彼は私を気に入ってくれるだろう」という気持ちが勝ってしまっていて、「彼は自分の望み通りに行動してくれるのか」とか、「彼は私を愛してくれるのか」ばかりが気になってしまいます。
そのため、もしも彼が期待通りの反応をしてくれなかったときは、彼の言動に振り回されたり、疲れやストレスが溜まったりして、ツラい気持ちが大爆発してしまうことも…。
「私はこんなに気を遣ってるのに、なんであなたは○○してくれないの!」って。
でも「怒」のエネルギーをぶつけられた彼は、「怒」で返したくなりますよね。「気を遣ってなんて、頼んでないだろ!そっちが勝手にしていることだろう」と本心ではなくてもいいたくなってしまうものです。
また人は、相手の言葉や目に見える物だけで物事を判断しているわけではないので、「不安や怖れを乗せた気遣い」の気持ちは、彼にも「不安や怖れを乗せた気遣い」として伝わってしまいます。そこには、あなたから発せられている目に見えない壁のようなものがあって、それもまた、彼はキャッチします。
でもね、カゲにどんな気持ちが隠れていたとしても、彼を気遣えるあなたは、優しさや思いやりの気持ちにあふれた女性です。だから、そんな温かい気持ちが彼に、ちゃんと届かないのはもったいないです。