みなさんは、「年の差恋愛」をしたことがありますか?そもそも何歳差が年の差恋愛なのかと聞かれると、解釈は人によってさまざまかもしれません。
3歳?5歳?10歳?それ以上でしょうか?かくいう筆者は、20歳差の恋愛経験があります。
経験人数も3桁越えで男性経験はかなり豊富といえる筆者が、なぜ大きく年を離れた彼を選んだのか?今回は、年上男性の魅力や交際までの経緯、彼と付き合ううえで大切にしている姿勢をご紹介します。
私が20歳年上の彼と付き合うまで

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私が30歳のころ。当時58歳だったIさんとはインターネットで知り合い、Webライターとして一緒に仕事をしていくうちに実際に会うことになったのです。
「ヤバい…ドキドキする…」
写真を見ずに、ネットで出会った人と会うなんてはじめてのことでした。事前に聞いていた特徴は、バンダナをしてサングラスをしている長身な男性。…これ以外の情報はなし!
「本当にそんな格好でくるのかな」と思いながら待ち合わせ場所にいくと…たしかに、少し離れた先で聞いていた特徴通りの男性がタバコを吸いながら周りを見ているんです。
臆病な私は、まだIさんを観察。「本当にあの人かな…どうしよう…背は高いし想像以上に肩幅大きいし…。本当に50代後半なの?絶対40代後半でしょ…」
第一印象は、取っつきにくい感じでした。Iさんにじもじしながら近づくと…
「…?君か。はじめまして」
サングラスを取ると優しい目が現れて安心しました。
「光に弱くてサングラスしているんだ」
バンダナはそのときなんでしているのか聞きませんでした。「(にしても、一緒に仕事をしている人が好みの顔でフリーでゲームデザイナーって…最強!)」と私はガッツポーズ。交際は、ここから何回かデートを重ねてはじまりました。
年の差恋愛のここがよかった

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Iさんの自宅に行くと、バイクが3台もあり、広々したマンションに暮らしていました。若いときからバイクが好きで1人で出掛けたり、ほかにもサーフィンやスケートボードをしていたそうです。
バイクから感じる風はとても気持ちいいもの。季節で楽しめる場所へ連れていってくれるところも魅力的でした。
また、私が行ったことのない場所へ連れてってくれるのと、女性が喜ぶデートプランを立ててくれるので困ることはほとんどありません。
端から見ればお姫様扱いされていると思われてもおかしくないこともあり、同世代の男性と付き合っていたら経験できないようなこともさせてもらえる優越感も、このうえないものでした。
私が年の差恋愛で見落としていたところ

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ただし、楽しいだけが年の差恋愛ではありません。年上の男性にはワケありな場合もあります。それを年下の女性がどこまで受け入れられるのかが問題点。
私の場合はそこまでダメージはありませんでしたが、お互いにバツ2でした。そして、彼のほうが体力的に無理が出てくること。これは年齢的にどうにもならないことなので、外でのデートの回数は同年代よりも少なかった記憶があります。
そしてずっと気になっていたのが、部屋のなかでも外でもバンダナを外さないことでした。何かあると思い、あえて聞かずにいましたが…交際開始から1年が経ったころ、バンダナが取れた状態の寝ているIさんの姿を見たのです。
…か、髪がない?後頭部の髪を束ねて、それ以外の髪のない部分をバンダナで隠していたのです。
起きたIさんにバンダナを渡すと、慌てて洗面台へ行きバンダナをセットして戻ってきました。いつも冷静沈着な彼がテンパるのをはじめて見て、思わず笑ってしまった私。
爆笑してしまった私を見て、「ハゲ隠しだ!…ハゲだと問題っすか?」と複雑そうな顔で私に問いかけてきました。
「何が問題なの?最初からバンダナしてた姿しか知らないし、髪があってもなくても、あなたはあなたでしょ?」
彼の場合はこれまでに色々あり、ストレスで髪を失ったそう…隠していたとしても、とても責められません。それよりも、彼に似合うバンダナを探す楽しみが増えたなと思いました。ただしそのとき、ハゲをバカにされるかと思っていたであろうIさんは、無言のまま何も言いませんでした。