あなたはどっち?尽くしていい人、ダメな人
あなたが彼に尽くしたいタイプだったり、彼からの見返りは望まず「尽くすのが楽しい」と思っていたりするのなら、問題はありません。彼が喜ぶことを続けてあげてください。
でも彼に嫌われないようにとか、彼に好かれるために尽くしているのなら、ちょっと私のエピソードに耳を傾けてください。
私は、あまり尽くすタイプではありません。これは、先日の私とパートナー(彼)の会話です。
私:「夜ご飯、どうする?なに食べたい?」
彼:「手の込んだものが食べたい」
私:「…」
私の心の声:(手の込んだもの?手の込んだものってどういうもののこと?私に手の込んだものを作らせたいの?手の込んだものにしか愛情はこめられていないとでも思っているの?)
彼:「翠ちゃんに手の込んだものを作らせたいわけではないよ。むしろそんな大変そうなことはさせたくないよ」
もしかしたら、私の心の声は口から漏れていたのかもしれません(笑)。
このあと、一緒に買い物に行くことになり、お惣菜の鰻、おすし、ホルモンと、あとは私がブロッコリーと豚肉をペペロンチーノ風に炒めたものを夜ごはんにしました。パートナーが望んだ「手の込んだもの」はどこへやら…でしたが、お互い満足して食事をすませました。
女性は、彼が自分のためにムリをしてくれたことに喜びや愛情を見出しやすいですよね。でも男性は、自分のために彼女に無理をさせたくないと思っています。
無理をしてまで尽くさせるのは彼女がかわいそうだと感じるし、罪悪感を感じてありがたいとか嬉しいという感情を感じにくくなるのです。「自分が彼女に悪いことをしている」という気持ちまで感じてしまうこともあります。
だから「彼に嫌われないように」とか「彼に好かれるために」とか「なんか尽くさないといけないような気がする」など、「尽くすのが好きで、やりたくてやっている」以外の理由で尽くしてしんどかったり、彼のよい反応を期待して思ったような反応が返ってこないと腹が立ったり落胆してしまったりするのなら、やめてしまってもいいんですよ。
無理に尽くして彼の反応をうかがって、かたい表情をしているよりも、自然に笑っていた方が、彼もずっとリラックスできます。
いままでやってきたことを急にやめるのは難しかったら、「ちょっと、手伝ってほしいな」とあなたがいつもやっていることを少しだけ手伝ってもらうことから始めたり、「実は、○○が苦手なの」と彼に伝えることから始めたりしてはいかがでしょうか?