みなさまこんにちは。「おまじない新月」と題して、新月のお願いの仕方やその月にぴったりのヨガストレッチなどを毎月メルマガでお届けしている、ライフスタイルコンサルタントの「たみたみ」こと、窪田多恵子です。
2021年5月12日に新月を迎えます。新月入りの時刻は04:01、おうし座の新月となります。
毎月新月は訪れますが、月によってサイン(星座)が違うので、その性格に沿ったお願い事をします。
きょうは私のメルマガ「おまじない新月」のなかから、アーユルヴェーダでみる5月の特徴と過ごし方、今月の新月である「おうし座」に願うとよいことと願い事の仕方をご紹介します。
アーユルヴェーダでみる「5月」
新緑の若葉が目に心地よく、木々や草花が伸びやかに太陽に向かって育っていく姿を目にします。
しかし、それとは逆に、テレビをつけると「出るな」「入るな」(出掛けるな、入国するな、の意です)みたいな閉鎖的なニュ-スばかりですね。コロナ禍の状況では仕方がないですが、社会全体にエンジンがかからない感覚。
実は、コロナ禍でなくとも、アーユルヴェーダでは「5月は自律神経の乱れや気持ちの停滞という症状が出やすい時期」としています。いったい、どういうことなのでしょうか?
アーユルヴェーダでは、春の季節は水と大地のエネルギ-(カパ)が増大するとしています。
水、大地のエネルギー。ひと時、目を閉じて想像してみましょう。
雪解け水は冷たく、山の谷間を抜け流れてきます。それを受け止める大地は雄大で、どっしりとしていて、生活の土台です。
水の性質のもつ融合、大地の性質のもつ受容、構造。ほかの性質に比べて、カパは落ち着きのある要素が多いのが素晴らしい点だといえます。
逆に、苦手なのはスピード、乾燥、変換、熱。
そう、春の季節が苦手とするのは、このスピード、変換、熱で、生活に落とし込んでみると、環境や習慣の変化、急に暑くなる、忙しくなるといったことがあります。
とはいえ、4月は職場、学校など急な環境の変化がある人は多いですし、神経も緊張、過敏な状態が大なり小なり継続していました。また4月の中旬から後半に訪れる急な暑さも大きな変化のひとつといえます。
カパにとって、苦手なことがあるとどうなるか?
体調の不調、病気というサインで遠慮なく身体や心に警告をしてきます。
カパの支配する身体の部位は頭頂部から胸腔にかけてです。頭痛、肌荒れ、鼻炎、目の不具合、肩凝り、肺の病気。緊張や過敏な状態が解け始める4月の終わりから、徐々に体調を崩す方、精神的なダメ-ジを感じる方はとても多いです。
お休みの日にはゆっくりして大地のエネルギ-を享受する時間を作ってくださいね。
さあ、そのアーユルヴェーダのエネルギーを頭の片隅に置きつつ、星座の動きに視点を移してみましょう。