恋愛相談教室などで1万2千人以上のかたにアドバイスをしてきた、恋愛相談師マーチンです。きょうは、セフレの彼に会いに行った恋愛相談教室の生徒・Kさんのお話しをします。
「ナンパされちゃった!」にセフレの彼は…

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ある日、Kさんがセフレの彼に会いに行ったそうです。
Kさん「先生、セフレの彼がいるんですけど…」
マーチン「セフレ? いま、どのくらいの頻度で会えてるんですか?」
Kさん「ええっと、1~2カ月に1回くらいです…」
マーチン「ううん、それはホントにセフレだねぇ(笑)」
と先生はバッサリ(笑) 。「わかってはいたけれど、やっぱり…」とちょっと凹むKさんです。さてその日、彼にこんな話をしたと。
「きょうね、ここに来るときナンパされちゃった(笑)」
Kさんは、別に何か考えがあって言ったわけではありません。ただ、「こういうことがあったんだ」と単なる話題として話しただけです。
彼は「へえ、そうなんだ(笑)どんなヤツだったの?」という感じで、普通に話していました。そして、することして、終電もなくなるので、そろそろ帰る時間になりました。
「じゃあ、そろそろ帰るね~」すると…!「きょうは送っていくよ。途中、変なヤツが出るみたいだし(笑)」と言って、彼が送ってくれたと言うのです。
彼は、どうして送ってくれたのだと思いますか?彼の心理を考えてみましょう。
想定される3つの反応

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「彼女のことが好きだから」ですか? うーん、そうですね。セフレとは言え、それももちろんあります。でも正解とは言えないです。
その気持ちが第一なら1~2カ月に1回しか会わない、なんてことにはならないですからね。この答えは「コイツは俺の女だから」です!つまり独占欲の現れ、これが答えです。
…とKさんにお伝えしたところ、「きゃーっ!嬉しいです~っ!」と強烈に喜んでおられました(笑)。
今回のように、彼に「ナンパされちゃった」とか、「会社の人に告白されちゃった」という話をすると、彼の反応は概ね次の3種類になります。
- 「はぁ!?なんだそれ?」「あっ、そう」のように不機嫌になる。
- 「マジで!?それで話とかしてないだろうな~」など、心配する。
- 「ふーん、よかったじゃん」など、無関心を装う。 ←彼はこれでしたね。
3の無関心を装うのは、文字通り「装っている」ので、本心ではない可能性が高いです。本当に無関心なのは、まったく向き合ってくれていない彼の場合のみ。そして、1も、2も、3も、簡単に言えば、すべてヤキモチを妬いていると思っていいです。
男性の私が正直に男性心理を説明しますと、セフレだろうと、彼女だろうと、失礼ながら「みんな俺の女」なのです。「俺はたくさん女を作るけど、キミは俺だけでいろ」ということです。自分勝手このうえないメチャクチャな理論ですが、いいとか悪いとかそういう問題ではなく「これが本音」だと思ってください。
その「俺の女」に、他の男が近寄って来た場合、彼の性格によって…
- 「男に近寄られた、お前に隙があるんだ!」と女性に怒りを向ける場合。
- 「近寄って来た男が悪い。俺の女に何するんだ!」と男性に怒りを向ける場合。
この2通りがあります。前者だと「1」の反応になり、後者だと「2」の反応になるのです。
Kさんの彼の場合、その場の反応は「3の無関心」だったけれど、本心は「2の心配」だったわけです。いつもは送ってくれない夜道を送ってくれましたからね。
…というわけで、「ナンパされちゃった!」と言うことで、こんなことがわかります。グレーな関係の彼がいる人は、言ってみたらおもしろいかもしれませんよ。
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