こんにちは。男女が癒し合い、高め合い、元気になれる「真実の性」を伝え続けて18年。真実の性の語り部こと夏目祭子です。
今回は、私のメルマガ「真実の性の語り部・夏目祭子の『世界一わかりやすい“幸せな性”の授業』」の読者の方から寄せられた、「営み中の“こうしてほしい”という要望を、男性を傷つけずに伝える方法は?」というご質問にお答えします。
QUESTION
祭子さんは、お若いころからまぐ合い(性の営み)中に男性に要望を伝えていたとのことですが、上手な伝え方などありましたら教えてください。
実は過去に「こうしてほしい」と優しく伝えたのに、相手を傷つけたことがあります。やはり、こういうことは男性のプライドを傷つけるのではないかと気になって、なかなか言いにくいです。
(48歳・N子)
男性のプライドが傷つきやすいわけ
女性が「快・不快」に正直であることが、幸せな“性の営み”の必須条件です。
ところが、男性に「ダメ出し」をすると、相手のプライドを傷つけることを過去の経験で「学習」して、言いたいことを遠慮するようになる女性は少なくありません。
でも、男性の「間違い・カン違い」が修正されないまま、女性のストレスが溜まってしまうのなら、その遠慮はやめた方がいいはずですよね?
確かに男性が自分のことを否定されると、プライドが傷つきやすいというのは当たってもいます。
それは男女の体の性質や、脳の働き方の違いから来ています。
一般的に男性の方が、自己承認欲求が強い傾向があるといえます。そうなるのは、自分のやったことが成功したり、目的を達成したときに、脳で作られる快感ホルモン「ドーパミン」の出る量が、女性と比べて多いということも関係しているのかもしれません。
「感じる力」が強い女性が、たとえ特別な成功体験がなくても、日常の中にいろいろなプチハッピーを見つけて幸福感に浸るのが得意なのとは対照的に、男性は何か自分のしたことがうまくいった、役に立てたという実績を得られてこそ、気持ちよさに浸ることができるというわけです。
男性に対するNGな態度とは?
だから、男性を傷つけてしまう1番やってはいけないNGな態度とは、「なんであなたは○○できないの?」「なんであなたはいつもそうなのよ!」といった、本人にとってワケのわからない理由で責めてしまうこと。
そうなると男性は、自分が役立たずと思えてしまう、大げさにいえば、自分の存在意義がぐらついてしまうので、心のシャッターを降ろして自我を守ろうとしてしまうのです。
では、男性の存在意義をグラつかせることなく、女性のストレスを解消するにはどうすればいいのでしょうか?