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こんにちは。恋愛相談教室などで1万2000人以上のかたにアドバイスをしてきた、恋愛相談師マーチンです。

先日、恋愛教室で「駆け引きをするつもりではないんですが、引かれたらどうしようとか考えて連絡できなくなってしまうときがあるんです」とご相談いただきました。

私はいつも「まずは1日1回連絡をしてみよう」とみなさんにお話ししているのですが、彼は「何度か二人で会っていて、それくらいの連絡はできるんだろうな…とは思うのですが、どうしても心配になるんです」とのこと。

たしかに、こういうときありますよね。でもこの問題は問題は「ある考え方」を身につけることで、かなり行動しやすくなります。きょうはこのお悩みを解説していきましょう。

「発想の軸」はどこにある？

image by:Unsplash

このお話は、「マイナス思考をどう改善したらいいか」という話になります。ここでいうマイナス思考とは「行動する前にダメになったときの心配をして、行動できなくなる思考のこと（体質）」です。

これを改善するためにすぐに思いつくのは、

• 行動する前にダメになったときの心配をしない。成功させるために、より工夫できることはないか前向きに考えること
• 成功したときに、その後どうするかをさらに考えること

などが理想的な解決案になるのですが、先日もうひとつ気づきました。

コニュニケーションのとり方、その原則は何か…と言いますと、「お相手に合わせること」ですよね。少し踏み込んで言いますと「なかよくなりたいと思っている自分が、お相手に合わせること」です。

たとえば、お相手が電話を使う人なら電話で連絡をする。お相手が短文のLINEをする人だったら、それに合わせるなどです。

このとき「行動の軸」と言いますか、どうするべきかと考える「発想の軸」が、自分とお相手のどちらにあるかと言えば、お相手にありますよね。

では、「引かれたらどうしよう」「迷惑だったらどうしよう」と考えてしまうとき、その発想の軸はどちらにあるかと言えば、自分にあることがわかると思います！これが明確な判断になると思ったのです。

男女交際をしていると、お相手から返答がなかったり、返答が遅かったり…と「連絡しないほうがいいだろう」という場面もあります。この場合の発想の軸は、お相手にあるのです。「返答がなかった」という事実を踏まえ、「それならきょうは連絡をしないほうがいいよね」という判断です。

しかし、冒頭の「引かれないか心配」は、何の根拠もなく自分の不安が軸になっているのです。この「軸がどちらにあるか」ということが、その発想が正しいか、間違っているかの判断になるのです。

じゃあ、前向きな行動をする時の軸は？

image by:Unsplash

ここで、私なりに少し考えてみました。「発想の軸が相手にあれば、その発想は正しい」正論のように感じるのですが、あれあれ…？

よく「男女交際は出会ってから2週間～1カ月以内で、付き合うかどうかの答えが出る」というお話があります。ほかにも「告白は3回目のデートが目安」などもありますね。

これを新しい出会いに役立てて、「よし、1カ月月以内に結論が出るようにリードするぞ！」なんて場合。発想の軸は、自分や一般的な成功論にあるように感じます。

また、「好きになってもらえるようにデート頑張るぞ！」なんて場合、完全に発想の軸は自分にあるように感じませんか？

でも、これらの場合、「発想の軸が自分にある＝目指す目標」になっていることにも気づいたのです。

では、どう考えたらいいのか？私なりの結論は、

1. 「～する」という判断の場合、発想の軸は「目指す目標（自分がどうしたいか、どうなりたいか）」にあればよい
2. 「～しない」という判断の場合、発想の軸が「お相手」にあればよい

つまり、です。マイナス思考が問題になるのは、「2」の場合で、行動したいけれどできない、正確に言えば「しないほうがよいと思えてしまうこと」だと思います。

この「行動しないほうがよい」と思えたとき。その発想の軸が自分にあれば「単なるマイナス思考」であり、発想の軸がお相手にあれば「その判断は正しい」と考えてよい、ということなのです。