みなさんこんにちは、スピリチュアルカウンセラー/ヒーラーのみちよです。
最近、「彼がすべてを見せてくれないので寂しい」というご相談を受けました。恋愛中の女性のなかで、一定数こうしたお悩みを持っている人がいます。
そこできょうは、このように考える心理と対処法についてお話しましょう。
なぜ「すべてを知りたい」という欲求を持つの?

image by:Unsplash
なかには、繋がり=愛情となる人もいて、そうした人は「自分もすべてを見せるから、相手にも見せてほしい」という欲求を持ちがちです。特に心という、愛情と関わる部分、気持ち、感情、思い…がある心をとても大切にします。
特に女性は、繋がることで安心する人も多く、共感を大切にします。「自分のなかにあるものを知ってほしい、そして誰かとシェアしたい」という願望を強く持っているのですね。
かたや男性は、それができない人も少なくありません。「したくない」ということもあるのかもしれませんが、「できない」と言った方が正しいかもしれません。
周囲の男性の話を聞いていると、気持ち、感情、思いという見えない部分を隠して生きることが正しい、揺れ動く心のような不安定さよりも、がっしりとした自信をつけて生きるほうが評価される、つまり「かっこいい」と認識している人もいらっしゃる印象です。
これは、ジェンダー的な育てられ方の違いにもよると思いますが、集合意識的にも「男は感情を出さないほうがいい」という意識を受け取っているのですね。
簡単にイメージしやすいのは、心理カウンセリングでも、スピリチュアルカウンセリングでも、受けに行くのは圧倒的に女性が多いということ。
わたしのお客さんにも、もちろん男性もいますが、みなさんとても柔軟です。ある意味、やわらかさのなかに本当の自分を持っているので、ステレオタイプ的に「男とは強くあるべき」とは思っていない男性が来てくださいます。
でも世の中にはまだ、気持ち、感情、思いの世界とは真反対のところで生きている人も一定数いるのではないでしょうか。そうした人は、普段自分が「本当に感じる部分」を隠して生きてきているので、それを「はい、出して!」と言われても簡単にできないのです。
もともと感情を隠さず、自分のなかに持って生きることに何の問題もなくいる人にとって、それが出てこない人を見ると「冷たい」と思ってしまうこともあるでしょう。
相手に、「なんでちゃんと思っていること言ってくれないの?」と思ってしまうことがある場合、先ほどお話したような性質を知らないと余計に悲しくなるかもしれません。
言えない人は、言えないのです。むしろ、普段自分の感情を見ないように生きていれば、それを言葉でどう表現していいかもわからないので、結果「無言」に逃げることもあります。
そんな 「無言」 ほど怖いものはありません。言葉を失った「無言」は、「断絶」 に感じるからです。繋がることを愛の証と思う人は、「わたしと繋がりたくないということなんだ…」という風に勘違いしてしまうのですね。
親子関係が影響している?

image by:Unsplash
このような「繋がりたいのに冷たくされた…」と感じる女性は、その繋がりたい気持ちは、親との関係にあったのだと知ることも必要。むしろ、親と繋がれなかった(特に母親)とき、大人になった女性は、「彼氏や夫と繋がりあいたい!」という欲求を濃くします。
「相手が心のすべてを見せてくれない…」といって悲しんでしまう女子は、ぜひ一度、親子関係を振り返ってみてくださいね。
あまり感情を口にしないタイプの男性も、何か大きく心が動いたとき(ショックを受けた、怒りを感じた、嬉しかった、楽しかった)などは、自発的に話すこともあります。まったく心が動いていないわけではないのです。
しかしながら、彼女ができたから、妻ができたからといって、普段からベラベラ自分のことを話す人になるか…といったらそうでもないのです。
このタイプは、むしろ「あなたの心の全部を見せて!」と言われれば言われるほど混乱してしまい、シャットダウンしてしまうでしょう。
このような繋がりたい欲求は、同じ女性同士で解消するといいです。女性同士のほうが、普段から感性、感情に敏感ですので、相手も共感してくれやすいのですね。もちろん、男性も無言で済ますのではなく、自分で言葉を選んで思いを発していくことも重要です。
恋愛において、相互努力は必要ですから。女性の繋がりたいは、女性同士で。そしてそんな繋がり感を持って安定した気持ちで男性と付き合うと、いい塩梅で関係を作れるようになりますよ。
- image by:Unsplash
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。