こんにちは。男女が癒し合い、高め合い、元気になれる「真実の性」を伝え続けて18年。真実の性の語り部こと夏目祭子です。
今回は、私のメルマガ「真実の性の語り部・夏目祭子の『世界一わかりやすい“幸せな性”の授業』」の読者のかたから寄せられた、「性の営みにマンネリを感じたときはどうしたらいい?」というご質問にお答えします。
QUESTION
「ずっと同じパートナーとの“性の営み”でマンネリを感じたときは、どうしたらいいですか?普通の人がしないようなアブノーマルなプレイを取り入れたら、いい刺激になるのではと思いますが、それは悪いことでしょうか?」
(38歳・A男)
男女の営みがマンネリ化してしまうのはなぜ?

image by:Unsplash
男性にとって性の営みは「自分がリードするもの」という思いがあるからこそ、マンネリを防ぐには、何か特別な演出が必要なんじゃないかと考えるのもわかります。
実は「マンネリ」というのは、AVをお手本にした一般的な男女の営みでは、必然的に多くの男女に起こりがちなことといえるのです。
なぜなら、AVのイメージがベースにある男女の営みは、男性の射精を「ゴール」に定めて、そこへ向かって一直線に突き進むような流れになりがちだから。
そこでは、しっとりした肌の触れ合いから生まれる、「感じる」「味わう」という途中のプロセスがおろそかになってしまうため、何度も同じことを繰り返しているうちに、行為の時間が「味気ないもの」になるのも当然だといえるのです。
アブノーマルなプレイに走るのは悪いこと?
アブノーマルなプレイといえば、SMなどでしょうか?
SMもひとつの「性嗜好(趣味)」として社会的に容認されて、それをお互いの合意のもとに楽しめるクラブなどもありますので、自分も相手も本当にそれを楽しむことができるのであれば、責められるような悪いことではありません。
ただ、SMを趣味とする人は、暴力を通してでなければ快感を感じることができないという、一種の「心の歪み、マヒ状態」にあるといえます(実は、精神医学でも「性嗜好異常」の一種と分類されます)。
子ども時代に「優しく触れられる快感」を学習する機会がなかったことも、大きな原因となっています。
普通の人が興味本位で取り入れてみても、あまり喜ばしい結果にならない可能性が高そうです。
※例外として、縄で裸体を縛り上げる「緊縛」というプレイは、訓練された「縄師」にやってもらうと、血流が改善されるなどの“セラピー効果”が見直されています。