ついに友人と複数で…

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ジャンケンでシャワーを浴びる順番を決め、私は最後になりました。待っている間は、お酒を飲みながらくだらない話をして盛り上がります。
私がシャワーを浴び終わり部屋へ戻ると、すでに試合スタート。友人は服を脱いでおり、普段銭湯で見る友人とは、また違う印象を覚えました。
「さっきまで着ていたコスプレもう1回着てよ」そんなことを言われ、びったりと汗の染み付いたサンタのコスプレを2人で再び着用することに…。
これまで複数人での夜の試合を体験したことはありました。しかしそれらの相手はその場限りの関係であり、今回のように親しい友人とのダブルスは初めて。その行為に恥ずかしさもありながらも、かなり興奮しました。
全員が満足したところで、試合は終了。私たちがホテルを出たときには、外はもう明るくなっていました。
男性たちと解散したあと、私たちは小腹が空いていたのでうどん屋さんに入りました。具はネギしか入っていないチープなうどんでしたが、いままで食べたうどんのなかで一番おいしく感じました。
「…なんかすごいクリスマスだったね」
「うん、多分この先もずっと忘れないと思う」
その二言だけ交わし、無言でうどんを啜りました。そして、お互い別々の地下鉄に乗り、その年のクリスマスを終えたのです。
何となくあの話題には触れないまま…

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ナンパしてきた男性たちとは、それっきり交流はありません。しかし、友人はいまでも仲良くしているそうです。
友人とは、あのクリスマス以降、複数人プレイをすることはありませんでした。
そして、お互いあのときの出来事についてなんとなく触れないようにしています。多分まだ、あの出来事を黒歴史だと思っているのでしょう。いつか笑い話として話せるときはくるのでしょうか。
友人との複数人プレイは、若くて、恋人がいなかったからこそできた経験。いまでもときどき思い出しては、「楽しかったな」と思い出に浸ってしまいます。