彼女だけ倦怠期、その原因は浮気未遂…?
「倦怠期って、相手への慣れだとか言うじゃないですか。私の場合は慣れっていうより、呆れでしたね」
こう話してくれた桜さん(仮名)は、現在新しい彼氏と交際を始めたばかり。
「元彼と付き合って6カ月くらいだったころから、彼がとにかく女好きだって気づき始めました。浮気するわけじゃないんですけど、イチャイチャするようなLINEのやり取りとか、やけに距離が近かったり…。あれもこれも浮気って言っちゃうと束縛みたいでいやだなって思ってたんですけど、結構きつかったです」
朝帰りなどもなく、桜さんのことをとことん大事にしてくれているのは伝わってきたと言います。しかしとにかく、異性との距離感がおかしいと感じていたようです。
「彼女がいるのに、肩を寄せ合って、お酒の回し飲み?っていうんですか?間接キスですよ。私の目の前でそういうこと平気でするんですよ!女の子のほうも私が彼女だって知らなくて…彼、私が彼女だって親しい友人にしか伝えてなかったんです」
一度、なぜわざと嫉妬させるようなことをするのか聞いてみたんだそう。
「嫉妬でムカムカしてる顔を見るのが好きなんだ、大好きだから困らせたいんだとか言われました。あと、本当に自分のこと好きなのか不安になってやっちゃうんだって。そんな方法で確認しないと信じられないの?って…そこから私、気持ちが冷めていったんです」
自分だけ倦怠期だなという自覚はあったそう。しかし彼にそれを打ち明けず、このまま自然消滅すればいいのにと感じていたそうです。
「でも自然消滅するわけじゃなく、私が離れれば離れるほど彼は連絡を頻繁にくれるようになりました。それで久しぶりに会ったんですけど…」
家で一緒に過ごしていると、突然の来客。誰だろうと思っていると、彼の友人たちでした。そのなかには女の子の姿も…。
「聞いてなかったからびっくりしましたよ。しかも彼、私のことをみんなに『友達』って言ったんですよ。そういうところがイヤなのにって、それですっかり冷めてしまいました」
その日の夜家に帰ってから、お別れのメールを送ったという桜さん。その後も彼からしつこく連絡がきたようですが、連絡先をブロックし、新しい恋に向けて気持ちを切り替えたと言います。
「倦怠期になる理由っていろいろあると思います。もし相手との付き合い方が原因で彼女だけ倦怠期を迎えるなら、それって付き合い方を見つめ直すタイミングなんだと思う」
長年の付き合いによる慣れや、なんとなく気持ちが離れてしまったという気まぐれ、将来への考え方の違いや、そもそもの価値観の違い…。彼女だけが倦怠期を迎える理由は人それぞれですが、2人の気持ちを正直にぶつけあい、話す時間を作ることが大切なのかもしれませんね。
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