こんにちは。男女が癒し合い、高め合い、元気になれる「真実の性」を伝え続けて18年。真実の性の語り部こと夏目祭子です。
私のメルマガ「真実の性の語り部・夏目祭子の『世界一わかりやすい“幸せな性”の授業』」では、夫婦のどちらかが“カラダのつながり”を望んでも、どちらか断わる理由について深掘りし、その解決策をお伝えしてきました。
今回は、「レスが招く離婚」についてのお話。「レスが原因で離婚する夫婦としない夫婦の違い」と、レスが原因で夫に不倫をされ、離婚の危機に陥った妻の実例をご紹介します。
「レス」が離婚の前兆となる?
レスが離婚の前兆となる?この言葉を見て、ギクッとしたあなた。とりあえずは、落ち着いて聞いてくださいね。
この問いへの答えは、そのレスがどんなタイプのものかによって、大きく変わるからです。そのタイプを分けるポイントは2つあります。
第1の見きわめポイント
相手に対する愛情や信頼感が失われていて、「愛情や信頼感がなくなったから体に触りたくなくなる」という自然な反応である場合。
このタイプであれば、いずれ子どもの成長や経済的事情など2人を取り巻く環境面の問題がクリアになれば、遅かれ早かれどちらかが別れを切り出す可能性は高いでしょう。この場合はたしかに、レスは離婚の前兆として起こっていたと言えます。
そうではなく、何らかの形で愛情や家族としての信頼関係が保たれている場合。このタイプは相手がイヤなのではなく、行為そのものに対する
不快感や不都合があるためにできなくなっているだけなので、夫婦の営み以外の面では「なかよし」「うまくいってる」と当事者は思っていたりします。
だから、性に対するイメージの改善や、性生活の方法をいままでより快適なものに変える工夫をすることによって、離婚どころか、レスになる前以上の親密感を取り戻せる可能性も大いにあるのです…!
ただし、行為抜きでも「うまくいっている」と、どちらか片方が「思い込んでいるだけ」という場合があるので注意してくださいね。
第2の見きわめポイント
性生活に対する捉え方や価値観に大きなズレはありますか?
夫婦の片方は欲が旺盛だったり、もしくは「行為による愛情確認は夫婦に欠かせない要素」という信念を持っているのに対して、相手の欲はほとんどなく、やらずに済ませたいという気持ちが強くて、両者の溝が埋まらなかったり…。
このタイプも、結果は2つに分かれます。ひとつは、断わられた側が夫婦間での営みを断念して、家庭は壊さず守りながら、性を分かち合う相手を家庭の外に見つけて欲求に折り合いをつけるというケース。
もうひとつは、お互いに嫌いじゃないけど、まさに【性の不一致】で離婚を選ぶという結果に辿り着くケース。こういう場合、断わられていた側が、性愛を分かち合えるような相手ができて、離婚を申し出るというケースも見られます。