縁があって結婚したふたりであっても、互いの努力がなければ、変わらない愛は紡げません。パートナーの浮気、DV、借金、レス、義実家問題…悩んだ末の「離婚」も、ひとつの解決手段となり得るのです。
今回、Webメディア「by them」は離婚経験者30名にアンケートを行い、経験者はどういった点で悩み、改善を試みて、離婚を選んだのか?さらに離婚後の心境についても伺いました。
体験談から浮かび上がる問題点を振り返ることで、いまパートナーとの関係を見直したい方も、改善点に気付けるかもしれません。
- 本記事は離婚を推奨するものではなく、あくまで身近な例として離婚事例を紹介するものです。
トイレで謎の痛み!なぜ、僕は「離婚」を選んだのか?
回答者プロフィール(すべて離婚当時)
- 年齢/職業:Aさん(夫)47歳、妻35歳/共に会社員
- 子どもの有無/実親・義理家族との同居:なし/なし
- 結婚年数/離婚時期:3年/2019年ごろ
- お住まい:関西エリア
まず、Aさんがパートナーとの結婚を決めた理由を教えてください。
妻とは仕事の関係で顔をあわす機会が多く、少しずつ仲良くなっていきました。
まだお付き合いする前ですが、「いつか結婚しても仕事は続けたい。プライドもあるし、まだまだやりたいことがたくさんあるから」と妻が話していて、それがとっても素敵だなと。僕も仕事が好きだったので、お互い共感するポイントがたくさんあったんです。
そうやって仕事の相談をしたり今後やりたいことを話したりしているうちに男女の仲になり、もちろん年齢もありますが、お互いを支え合えるベストパートナーだと思ったので、「一緒になろうか」と。
なぜ「離婚したい」と考えたのでしょうか?
妻の不倫、そして妻から病気を移されたことが、大きな理由ですね。これはとてもショックでした。
ある日、トイレに立っていたそうとしたら「痛ッ!?」と。僕は妻としか関係がないので…つまりはその妻から病気を移されてしまって排尿時に痛みを感じるようになったのですが、この肉体的ショックが大きかった。
そして妻は僕に仕事だからといって家を留守にしていたのですが、これがすべて不倫をするためについていた嘘だと知ったときの精神的ショックもすごかったです。
もし不倫されただけだったら離婚するかどうかかなり悩んだと思いますが、病気を移されたショックが大きすぎたので、すぐ離婚の二文字が頭をよぎりました。
それに僕たち夫婦には子どもがいなかったので、離婚するならいまかなと思ったのです。
将来的に妻が妊娠したとしても、それが僕の子どもである保証はないわけですし。そういう事を考えながら結婚生活を続けていくのは不毛だと感じ、離婚を決意しました。
離婚を考えてから、関係を改善しようと思ったことはありましたか?
改善しようがなかったですね。というのも妻の浮気の兆候がもとから見えていたなら改善しようもあったと思うのですが、いきなり結果が出ましたから。僕の身体に異常が発生するという最悪の方法で…。
今回の事で妻を完全に信用出来なくなりましたし、妻に何を言っても、妻が何をしていたとしても、裏で何をしているかわからないと考えてしまう。
そうなると、何をしてもらっても信頼を回復することは無理だと思いました。なので、関係の改善ではなく、環境の改善として離婚に向けて行動しました。
離婚を切り出したときの相手の反応は?
もう仕方ないといった感じでした。というのも、離婚の原因は妻の不倫ですし、本人も離婚を切り出されることはあるだろうと薄々自覚していたようでした。