最愛の人を裏切る行為、不倫。たった一時の気の迷いだったとしても、大事な人を傷つけることに変わりはありません。
なぜそんな行為をしたのか、「つい気が緩んで」「遊びのつもりだった」などいろいろな言い訳が聞こえてきますが、なかには身勝手すぎる言い訳も。
今回は、不倫した男女の身勝手すぎる言い訳を4つご紹介します。
「家だと居場所がなかったから」

image by:Unsplash
「数年前に元夫の不倫が発覚したときに『家だと居場所がなくて、不倫した。俺の居場所は彼女の隣しかないんだ』と言われました」
そう話すA子さんは、この言い訳話を酒の席での定番ネタにしているといいます。不倫した夫のどうしようもない言い訳を、やっとおもしろおかしく話せるようになったからだとか。
「不倫が発覚して離婚してからしばらくは、精神的にもかなり不安定でした。居場所を作ってあげられなかった私が悪いんだと延々責め続けましたね」
なぜ、A子さんの元夫は家庭に居場所がないと感じていたのでしょうか。
「夫が不倫する2年前に息子が生まれたんです。夫が居心地の悪さを感じ始めたのはそのときからのようでした。出産してからA子は俺に構ってくれなくなったと文句を言っていました。
でも子育てでいっぱいいっぱいなのに、そんな余裕つくれるわけないじゃないですか。しかも元夫は家事を一切手伝わず、平日はほぼワンオペ。それなのに『俺も構え』って…。過労死してしまいますよ」
さらに、子どもが母親にベッタリだったのも気にくわない要因のようです。
「当然じゃないですか。平日は朝早く出て夜遅く帰ってくる、休日も家事や育児には非協力的でゴロゴロしてるだけ。子どもが懐かないにきまってますよ。自分のせいでこんな状況になってしまったのに、夫はそれを棚に上げて私たちのせいにしてくるんです」
はぁ、と深いため息をつきながらA子さんは話をつづけます。
「居場所がないからって不倫していい理由にはなりませんよね。居場所を自分で作ろうとする努力もしなかったくせに…」
呆れた言い訳を並べる前に、まずは自分の行いを見直すことが大事ですね。
「仕事で疲れてるのに相手してもらうのは悪いなぁと思って」

image by:Unsplash
不倫はしたけどその原因を作ったのは妻だ、妻が悪い。そうやって自分の行いを棚に上げる不倫男性は、しばしば理解しがたい言い訳をしだします。ここで紹介する内容も、そのひとつです。
「夫と結婚して3年目のときだったかな。夫の不倫が発覚しました。そのときちょうど私は夫とのレスに悩んでいて『子どももほしい、でもレスを解消しないと…』と頻繁に悩んでいた時期だったんです」
レスで妻が真剣に悩んでいる一方で、夫は不倫相手となかよく過ごしていたといいます。自分との関係改善には積極的な姿勢を見せてくれないの…と悩んだB子さんは理由を聞いてさらに驚愕したそうです。
「てっきり一時の気の迷いだとか、その場の空気に流されたとか、そんなこと言われると思ってたんです。でも夫に言われたのは『君が忙しくて疲れてるのに、相手してもらうのは悪いなぁと思ったんだ』と…。レスの原因は忙しい私にあって、私に夜の相手をさせるのが申し訳ないから不倫したっていうんです」
しかしB子さんは、これまでに何度もレス解消のための提案をしていたようで…。
「久しぶりにしようって私から誘うこともあったし、魅力が足りないのかと思って自分磨きだってしました。不倫発覚の1週間前には子どもがほしいって話もしてたんです。それなのに私の忙しさを理由に不倫するなんて…。いくら忙しくても妻はレスで悩んでいるんだから、相手するのが申し訳ない、とはなりませんよね?」
結局B子さんは話し合いの末、現在夫と別居中。
「彼はかたくなに離婚を受け入れようとはしませんでした。私も夫の真剣な姿を見て、再構築を目指せるならそのほうがいいのかなって最初は思っていたんです。でも結局レスを解消しようという提案も夫からはないし、何より別居しちゃったんでますます私の気持ちが離れてしまいました。それに一度あんな言い訳をされたら、100年の恋も冷めますよね」
不倫した男女の呆れた言い訳のせいで、愛を誓い合った二人の絆もボロボロに壊れてしまうのかもしれません。