縁があって結婚したふたりであっても、互いの努力がなければ、変わらない愛は紡げません。パートナーの浮気、DV、借金、レス、義実家問題…悩んだ末の「離婚」も、ひとつの解決手段となり得るのです。
今回、Webメディア「by them」は離婚経験者30名にアンケートを行い、経験者はどういった点で悩み、改善を試みて、離婚を選んだのか?さらに離婚後の心境についても伺いました。
体験談から浮かび上がる問題点を振り返ることで、いまパートナーとの関係を見直したい方も、改善点に気付けるかもしれません。
- 本記事は離婚を推奨するものではなく、あくまで身近な例として離婚事例を紹介するものです。
自己中夫との苦悩の日々
回答者プロフィール(すべて離婚当時)
- 年齢/職業:Aさん(妻)40歳、夫42歳/妻パート、夫自営業
- 子どもの有無/実親・義理家族との同居:2人/なし
- 結婚年数/離婚時期:19年/2012年ごろ
- お住まい:近畿エリア
まず、Aさんがパートナーとの結婚を決めた理由を教えてください。
付き合っているときに「結婚しよう」と言われ、早く家も出たかったことと、嫌いなわけじゃなかったので何となく結婚しました。
なぜ「離婚したい」と考えたのでしょうか?
ほぼワンオペ。元夫は、「自分のために妻と子どもがいる」と思っている性格で、自分が1番なんだなと思うことが多々ありました。
たとえば、仕事の愚痴を散々聞かせるくせに、たまに私がちょっと愚痴っただけで、「それを俺にどうしろって言うわけ?俺なんかもっと大変だ」と怒ったり…。
子どもに警察沙汰になるような問題が起こったときすらも、「放っておけばいい」「泣くな」など協力的でないと感じました。
共働きをしていようとも、家のこと、子どものことは全く協力的でもなく、仕事さえしていればいいと思っている夫だったため、「このままだと子どもが巣立った後、とてもじゃないけれど一緒には暮らせない」と思い、何度も話し合いましたが、解決策はありませんでした。
そんなとき、一緒に夜寝ることをやめたら「いつ出ていくんだ」と言われました。夜の営みができなければ私は不要なんだと思い、家を出て離婚することになりました。
離婚を考えてから、関係を改善しようと思ったことはありましたか?
何度か家を出て、話し合い、そのたびに改善してもらいましたが、1カ月もしない間にすぐ元にもどってしまう元夫。
「少し経てば機嫌が直って戻ってくる」と思われていたとしか思えませんでしたし、改善のかの字もありませんでした。
離婚を切り出したときの相手の反応は?
はじめて言い出したときは、驚き、泣かれてしまいました。