縁があって結婚したふたりであっても、互いの努力がなければ、変わらない愛は紡げません。パートナーの浮気、DV、借金、レス、義実家問題…悩んだ末の「離婚」も、ひとつの解決手段となり得るのです。
今回、Webメディア「by them」は離婚経験者30名にアンケートを行い、経験者はどういった点で悩み、改善を試みて、離婚を選んだのか?さらに離婚後の心境についても伺いました。
体験談から浮かび上がる問題点を振り返ることで、いまパートナーとの関係を見直したい方も、改善点に気付けるかもしれません。
- 本記事は離婚を推奨するものではなく、あくまで身近な例として離婚事例を紹介するものです。
交際3年で念願のプロポーズ。しかし…
回答者プロフィール(すべて離婚当時)
- 年齢/職業:Aさん(妻)32歳、夫29歳/ともに会社員
- 子どもの有無/実親・義理家族との同居:なし/なし
- 結婚年数/離婚時期:5年/2011年ごろ
- お住まい:中部エリア
まず、Aさんがパートナーとの結婚を決めた理由を教えてください。
3年間交際していて、プロポーズされたからです。
なぜ「離婚したい」と考えたのでしょうか?
結婚前に義理のお母さんから、ギャンブルで作った高額の借金があることは聞いていました。そのときの借金は、義理の両親が返済してくれたらしいです。
こうした理由から、「結婚したら息子の銀行の通帳とキャッシュカードを管理してほしい」と言われており、元夫もそれを了承していました。
あるとき、私の仕事が忙しくなり銀行に行く時間がなく、元夫のお小遣いを渡すのが給料日から1週間ほど遅れてしまうことがありました。銀行へ生活費をおろしに行った際、元夫の口座から給与の半分くらいが引出しされていたんです。
銀行に確認したら、「ご本人が通帳をなくしたと言って通帳を作り変えております」と言われました。
元夫にそのことについて聞くと、生活費を渡してくれない私に対して散々文句を言われましたが、金額を多く引き出していることについて問いただすと、パチンコをするのに消費者金融で借金をしているので返済に宛てたと言われました。またギャンブルで借金をしていたんです。
そのとき、「高額な借金をしてるので自己破産したい」「離婚しよう」と言われました。一緒に自己破産したくなかったので、離婚することを決意しました。
離婚を考えてから、関係を改善しようと思ったことはありましたか?
借金を返済していくために、何度も元夫と話し合いをしようとしましたが、元夫は話そうとはしませんでした。
元夫の両親にも相談しましたが、私から相談を聞くようにしてあげてくれと言われるばかり。元夫のお姉さんに相談しても、「弟は借金ばかりするから私も縁を切りたい」と言って取り合ってはもらえませんでした。
離婚を切り出されたときの反応は?
とても冷静でした。