縁があって結婚したふたりであっても、互いの努力がなければ、変わらない愛は紡げません。パートナーの浮気、DV、借金、レス、義実家問題…悩んだ末の「離婚」も、ひとつの解決手段となり得るのです。
今回、Webメディア「by them」は離婚経験者30名にアンケートを行い、経験者はどういった点で悩み、改善を試みて、離婚を選んだのか?さらに離婚後の心境についても伺いました。
体験談から浮かび上がる問題点を振り返ることで、いまパートナーとの関係を見直したい方も、改善点に気付けるかもしれません。
- 本記事は離婚を推奨するものではなく、あくまで身近な例として離婚事例を紹介するものです。
入籍後に消費者金融からの催促状が…
回答者プロフィール(すべて離婚当時)
- 年齢/職業:Aさん(妻)40歳、会社員/夫35歳、福祉施設職員
- 子どもの有無/実親・義理家族との同居:1人/なし
- 結婚年数/離婚時期:2年/2012年ごろ
- お住まい:北海道エリア
まず、Aさんがパートナーとの結婚を決めた理由を教えてください。
子どもができたので。性格は穏やかで容姿も嫌いではなかったので、結婚して出産しようと決めました。
なぜ「離婚したい」と考えたのでしょうか?
婚姻届を提出して1カ月後に、消費者金融からの督促状が届きました。元夫に説明を求めたところ、「借りてない」「身に覚えがない」の一点張り。警察に二人で相談したりしました。
警察の帰り、元夫は「実はうつ病なんだ。仕事のストレスでなったんだ」とカミングアウト。消費者金融の手紙の件もあって、そんな大切なことを言わずに結婚したことにモヤモヤした気分に…。しかし、日に日に大きくなっていくお腹を見て元夫も嬉しそうだったので、気にしないようにしていました。
数カ月後、元夫はうつを理由に会社を退職。「傷病手当金が入るからしばらく生活は大丈夫」「すぐ仕事見つけるから」と、本当にうつ病なのか疑問に思う発言。退職後もブランド物の服を買ったり、おしゃれに余念がありませんでした。
子どもを無事出産し、元夫もとてもかわいがっていました。育児も率先して行い、新しい就職先も決定。
しばらく経って、夫が私に抱きつこうとしたとき。私が出産後の傷に違和感があると説明したところ、いきなり不安定になって「できないのは俺はあり得ない」と言い出しました。
数日後、会社の飲み会があるからと言って出かけましたが、夜中の2時になっても連絡ひとつないので、私から電話したところ、女性の笑い声が聞こえました。
いままで「あり得ないこと」がたくさんあり、女性の声を聞いても何とも思わず。さっさと離婚しようと思いました。
離婚を考えてから、関係を改善しようと思ったことはありましたか?
さまざまなことがありすぎて、改善の余地はありませんでした。
借金の手紙の件を一度義両親に相談しても、義父は「本人が借りていないなら借りていないのではないか」と言い出し、「何度も手紙がきている」と説明しても、「元夫の言うことが正しい」と徹底的に味方していて、余計に怪しいと思いました。
離婚を切り出したときの相手の反応は?
元夫も、私とは合わないと文句を言い、離婚に応じてくれました。