縁があって結婚したふたりであっても、互いの努力がなければ、変わらない愛は紡げません。パートナーの浮気、DV、借金、レス、義実家問題…悩んだ末の「離婚」も、ひとつの解決手段となり得るのです。
今回、Webメディア「by them」は離婚経験者30名にアンケートを行い、経験者はどういった点で悩み、改善を試みて、離婚を選んだのか?さらに離婚後の心境についても伺いました。
体験談から浮かび上がる問題点を振り返ることで、いまパートナーとの関係を見直したい方も、改善点に気付けるかもしれません。
- 本記事は離婚を推奨するものではなく、あくまで身近な例として離婚事例を紹介するものです。
モラハラ夫に脅迫され、警察沙汰に
回答者プロフィール(すべて離婚当時)
- 年齢/職業:Aさん(妻)38歳/専業主婦、夫38歳/会社員
- 子どもの有無/実親・義理家族との同居:1人/義母と義兄弟と同居
- 結婚年数/離婚時期:10年/2020年3月ごろ
- お住まい:関東エリア
まず、Aさんがパートナーとの結婚を決めた理由を教えてください。
出会ったときから、お互い結婚を意識し付き合っていました。大好きでした。付き合って1年目で彼が転勤になったため、結婚しました。
なぜ「離婚したい」と考えたのでしょうか?
夫は基本的に優しい人でしたが、自分は絶対に正しいと考えているタイプでした。向上心が高く、「仕事でうえに行きたい」という気持ちが強かったようです。
結婚して7年ごろ。仕事でうえにいくチャンスがありましたが、夫は自ら断っていました。しかし夫はとても後悔し、鬱になってしまいました。
夜も眠れず、「死にたい」と口にする日が続き、私はそんな夫に一生懸命対応していましたが、あるときからモラハラな発言や行動が多くなってきました。
私に対し、「実の親と縁を切らないなら離婚する」「お前は寄生虫だな」など酷い言葉をたくさん罵られました。携帯電話も2回壊されたり、罵られながらビデオカメラで何時間も撮影されました。
あるとき、「お前をいまから刺す」と脅され、慌てて別の部屋へ逃げて警察へ通報しました。
警察沙汰となったことや、子どもへの悪影響も考えて別居をスタート。そのころ、私は双子を妊娠していたのですが、ストレスのせいか流産してしまいました。それに対しても、人殺しだと言われ、心身ともにボロボロでした。
離婚を考えてから、関係を改善しようと思ったことはありましたか?
モラハラであることを本人は全く理解しておらず、私もはじめは「すべて私自身が悪いからだ」と洗脳状態にありました。
しかし両親に「おかしい」と言われて気づきはじめ、改善しようと何度も夫と話し合いました。義理の母にも助けを求めましたが、息子が怖いようで何もしてくれませんでした。
離婚を切り出されたときの反応は?
元夫から離婚を切り出されました。離婚を切り出されたときは、双子を妊娠したばかりだったので驚きました。