縁があって結婚したふたりであっても、互いの努力がなければ、変わらない愛は紡げません。パートナーの浮気、DV、借金、レス、義実家問題…悩んだ末の「離婚」も、ひとつの解決手段となり得るのです。
今回、Webメディア「by them」は離婚経験者30名にアンケートを行い、経験者はどういった点で悩み、改善を試みて、離婚を選んだのか?さらに離婚後の心境についても伺いました。
体験談から浮かび上がる問題点を振り返ることで、いまパートナーとの関係を見直したい方も、改善点に気付けるかもしれません。
- 本記事は離婚を推奨するものではなく、あくまで身近な例として離婚事例を紹介するものです。
喧嘩が絶えなくなり、経済的にも厳しく…
回答者プロフィール(すべて離婚当時)
- 年齢/職業:Aさん(妻)31歳/保育士、夫30歳/会社員
- 子どもの有無/実親・義理家族との同居:2人/なし
- 結婚年数/離婚時期:3年/2018年ごろ
- お住まい:関西エリア
まず、Aさんがパートナーとの結婚を決めた理由を教えてください。
子どもがお腹に宿ったのをきっかけに結婚しました。しかし、当時すでに別れたいと思っていたところだったので複雑な心境でした。
なぜ「離婚したい」と考えたのでしょうか?
元夫は自分の考えや意見を否定されるのが嫌いで、結婚当初から価値観の違いに悩みました。
それでも1人目が産まれるまでは経済的にも裕福な暮らしはできていたので、不満はそこまでありませんでした。
しかし、1人目が産まれて4カ月のときに元夫が仕事を辞めました。それがきっかけというわけではありませんが、転職してもうまくいかなくなり、職を転々と変える日々が続き…元夫自身が精神的におかしくなっていき、喧嘩が絶えなくなりました。
経済的にも苦しくなり、ついには借金をすることになったのですが、元夫の態度はひどくなる一方。
お互いのためを思い、喧嘩したまま私は実家に帰宅。離婚の意思は、私の両親から伝えました。
私が実家に帰ったのは初めてだったのでその日はメールや電話が止まりませんでしたが、私の考えが変わることはなかったです。
離婚を考えてから、関係を改善しようと思ったことはありましたか?
心の病気を疑い専門病院の受診をすすめましたが、自分の病気を認めたくない気持ちからか「病院」とワードを口にする度に激怒され、婚姻関係があったときは行ってくれませんでした。
しかし、私が家を出たのをきっかけに自分の状態の異常さに気づいたようで、病院に行ったそうです。診断結果は「対人恐怖症」と「抑うつ病」でした。
離婚を切り出したときの相手の反応は?
取り乱され、必死に謝罪されました。