縁があって結婚したふたりであっても、互いの努力がなければ、変わらない愛は紡げません。パートナーの浮気、DV、借金、レス、義実家問題…悩んだ末の「離婚」も、ひとつの解決手段となり得るのです。
今回、Webメディア「by them」は離婚経験者30名にアンケートを行い、経験者はどういった点で悩み、改善を試みて、離婚を選んだのか?さらに離婚後の心境についても伺いました。
体験談から浮かび上がる問題点を振り返ることで、いまパートナーとの関係を見直したい方も、改善点に気付けるかもしれません。
- 本記事は離婚を推奨するものではなく、あくまで身近な例として離婚事例を紹介するものです。
浪費家の妻が許せなくなって…
回答者プロフィール(すべて離婚当時)
- 年齢/職業:Aさん(夫)35歳/会社員、妻37歳/派遣社員
- 子どもの有無/実親・義理家族との同居:1人/なし
- 結婚年数/離婚時期:1年/2021年ごろ
- お住まい:関西エリア
まず、Aさんがパートナーとの結婚を決めた理由を教えてください。
元妻は強気な性格でしっかりしているように見え、そこが魅力的で結婚を決意しました。
なぜ「離婚したい」と考えたのでしょうか?
元妻とは、いろいろな場面で性格の相性がいいと感じていました。一緒にいてストレスを感じることもなかったのですが、ただ一つ金銭感覚の違いが離婚の原因となりました。
自分は倹約家なのですが、元妻は浪費家でした。ギャンブルなどはしないのですが、旅行や食費、普段の出費だけで月に10万円くらいは平気で使う女性で、そこが本当に我慢ができず…。
老後や子どものことなども考えると、支出を抑えて生活を送るのは当然のこと。たださえ新型コロナウイルスの影響で給料も減っていたので、交渉をしたのですが、元妻には納得してもらえませんでした。
離婚を考えてから、関係を改善しようと思ったことはありましたか?
2020年の1月からExcelを活用して、毎月の支出や貯金額などを事細かに記録に記すようにし、半年後にそれを元妻に見せました。
元妻の金銭感覚が一般的ではないことを理解してもらいたいと思っていたのですが、元妻はそれでも「だから何?」という反応。そのときに、「もう駄目だ離婚をしよう」と決意をしました。
離婚を切り出したときの相手の反応は?
とても驚いているような反応でした。
離婚後のお気持ちをお聞かせください。
支出が本当になくなり、自分のために節約して貯金をする生活を送っています。個人的には満足です。
いま離婚しようか悩んでいる方へ、経験者として伝えたいことはありますか?
人は100人いたら100通りの価値観や常識などがあります。一緒に暮らしているとその価値観や常識のラグが必ず生まれるでしょう。
それを許容できる範囲か否かしっかりと見極めてから、離婚などを考えてもよいかと思います。
最後に、離婚によって生活で変わったことや悩みなどはありますか?
子どもを巻き込んでしまうので、子どもがいなくて本当によかったです。
悩みなどは特にありませんが、支出を抑えるためにもっと早く離婚をしておけばよかったと後悔しています。
- いま悩んでいたり、不安を抱えているかたは、相談窓口の利用もできます
- こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556
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