縁があって結婚したふたりであっても、互いの努力がなければ、変わらない愛は紡げません。パートナーの浮気、DV、借金、レス、義実家問題…悩んだ末の「離婚」も、ひとつの解決手段となり得るのです。
今回、Webメディア「by them」は離婚経験者30名にアンケートを行い、経験者はどういった点で悩み、改善を試みて、離婚を選んだのか?さらに離婚後の心境についても伺いました。
体験談から浮かび上がる問題点を振り返ることで、いまパートナーとの関係を見直したい方も、改善点に気付けるかもしれません。
- 本記事は離婚を推奨するものではなく、あくまで身近な例として離婚事例を紹介するものです。
「子どもがほしい」と夫を誘っても…
回答者プロフィール(すべて離婚当時)
- 年齢/職業:Aさん(妻)32歳/会社員、夫34歳/自営業
- 子どもの有無/実親・義理家族との同居:なし
- 結婚年数/離婚時期:5年/2019年ごろ
- お住まい:東海エリア
まず、Aさんがパートナーとの結婚を決めた理由を教えてください。
元夫の親の体調が悪化して元夫が地元に帰ることになり、遠距離をするか別れるかという話が出ました。そのとき「着いてきてほしい」と言われたので。
なぜ「離婚したい」と考えたのでしょうか?
元夫は子ども好きで、結婚前からずっと「いつか子どもがほしい」という話をしていました。私も子どもはほしいと思っていたので、結婚して子どもができたらきっと楽しい家庭になるだろうと思っていました。
元夫が先に地元に帰り、諸々準備が整った半年後に私も引越し、結婚。
ずっと子どもがほしいと話していたので、結婚後はすぐに妊活をするものだと思っていましたが、結婚後半年で夫婦の営みはたった1回だけでした。
元夫は淡白なほうだとは思っていましたし、半年間の遠距離中に会っても営みがなく、結婚前からレス気味ではありました。しかし、子ども好きでいずれ子どもがほしいと言っていましたし、結婚すれば変わるだろうと思っていた私は裏切られた気分でした。
結局、5年間の結婚生活のなかで夫婦の営みはたったの3回しかありませんでした。
離婚を考えてから、関係を改善しようと思ったことはありましたか?
私は「子どもがほしい」「いずれほしいのいずれとはいつごろを考えているのか」「女には産める期限があるから考えてほしい」「子どもを作るだけではなく、夫婦の営みは大切なコミュニケーションだと思うからいまの状況は辛い」と何度も伝えました。
何度か私から誘ってみましたが、断られて心が折れてしまい、話し合うこともやめ、会話もなくなっていきました。
離婚を切り出したときの相手の反応は?
無言で困った顔をされました。