彼氏とラブラブだと思っていたけど、何人もの女の子と同時進行していたことが発覚。恋人のはずだった彼女が既婚者で夫と鉢合わせ!義母との確執と我関せずの夫、ついには激しい嫁姑バトルへ…。
そんな人生の「修羅場」は、映画や小説など自分には関係のないフィクションだと思う人もいるかもしれません。しかし、意外にも修羅場を経験している人は身近にいるよう。
今回、Webメディア「by them」は修羅場経験者から30名にアンケートを行い、「本当にあった修羅場」エピソードを伺いました。
一体どんな修羅場だったのか?そもそもなぜ修羅場になってしまったのか?その後どうしたのか?など、気になる点をご紹介します。
体験談から浮かび上がる問題点を振り返ることで、これから巻き込まれるかもしれない、もしくは身近に迫っている「修羅場」を回避できるかもしれません。
最中に出張中のはずの夫が帰ってきて…
回答者プロフィール(すべて修羅場当時)
- 年齢/職業:Aさん(本人)20歳/大学生、お相手30歳/専業主婦
- お相手との関係性:カップル
- お住まい:関東エリア
まず、お相手とどのように出会ったのかを教えてください。
彼女とは、行きつけの飲み屋(居酒屋)で知り合いました。彼女に初めて会ったときの印象は「綺麗な人だな」「自分が好きなタイプな人だな」。この印象は多くの人が思うと思うほど、本当に綺麗な人でした。
飲み屋の店長に言われたのが、「好きになったらダメだよ」でした。それに私は、「わかってますよ」と笑って答えました。彼女にはパートナーがいたからです。
いつもは夫婦そろって居酒屋に来ていた彼女ですが、旦那さんが出張のときに彼女が一人で来ることもありました。
そんなとき居酒屋の店長から「家まで送ってあげて」と言われました。私も酔った女性が暗い道を帰るのは危険だと思い、家まで送りました。
それをきっかけに私たちは大人の関係になりました。
なぜ修羅場になったのですか?
彼女の旦那さんが出張で家にいないときにしていると、突然玄関ドアのカギが開きました。
「マズイ」と思った私はその場から逃げようと思ったのですが、彼女の家はマンションの高層階。彼女が「とりあえず押入れに隠れて」と言うので従ったのですが、すぐにバレてしまい、私とだとわかると問答無用で殴られ続けました。
どんな修羅場でしたか?
その日も、私と彼女は行きつけの店でほかの常連客と一緒に酒を飲みました。
閉店時間になると店長が「〇〇(彼女)さんを送ってあげて」と言うので、彼女をマンションまで送りました。
彼女が一人で居酒屋に来ているということは、旦那さんは出張に行っていて、今夜は帰って来ない。居酒屋の閉店時間をとっくに過ぎているため電車は走っていない。となると、出張に行っている旦那さんは帰って来ない。
その安心感もあり、私と彼女は一緒にシャワーを浴びました。そして、寝室でしていると、玄関のチャイムが鳴ることなく、突然玄関のカギが開きました。
しかし、念のために玄関ドアにはチェーンロックを掛けていました。すると、入れない旦那さんは玄関チャイムを何度も鳴らしました。
旦那さんが帰って来たのは、深夜でした。当然、その時間帯に何度もチャイムを鳴らせば近所迷惑になります。それでも旦那さんがチャイムを鳴らし続けるのは、異変を察知していたからでしょう。
「どうしよう、どうしよう」とパニックになる私に、彼女は「とりあえず押入れに隠れて」と言いました。
私が隠れている間、彼女は私の私物が部屋にないかチェックし、玄関に置いてある靴は下駄箱にしまいました。
彼女が「どうしたの?出張じゃなかったの?」と言いながらチェーンロックを外すと、旦那さんは彼女の問いに答えることなく、マンション内を探索。
押入れに隠れていても、旦那さんが殺気立っていることは足音でわかります。見つかるのは時間の問題でした。
旦那さんの足音が止まったときに、私は「もうダメだ」と思いました。案の定、殺気立った旦那さんに見つかり、裸の私は殴られ続けました。
一方的に殴られる私を彼女はかばってくれたのですが、不倫相手をかばう妻の姿に怒ったのでしょう。旦那さんは彼女にも手を上げました。
彼女の悲鳴を間近で聞かされると、いつまでも押入れにいられず、自ら押入れから出て土下座をしました。
その後の記憶はありません。後頭部を殴られ、意識を失くしたからです。
私の意識が戻ったのは時間が経過したからで、誰かに助けられたわけではありません。カーテンの隙間からの陽の明かりで意識を戻した私は、彼女のことより旦那さんがどこにいるのか気になりました。
しかし、痛みで体を動かせません。誰かに助けを求めたくても、近くに携帯電話はありませんでした。
床を這って部屋から出ると、殺気を感じました。殺気を感じたのは、血だらけの彼女が震えて正座をしていたからでした。そして、彼女のすぐ近くで旦那さんが私の携帯電話を見ていました。
これで、不倫をしていたことが家族などにバレる…。私は床を這って、旦那さんに近づき、改めて詫びを入れたのですが、旦那さんは私のことを無視。
旦那さんが会社に「きょうは仕事を休ませてもらいます」と電話したときは、いつ解放してくれるのだろうと絶望しました。
その後どうなりましたか?
悲鳴を聞いた人から店長に連絡が入り、店長と常連客がマンションを訪れたことで私たちは解放されました。
そして、血だらけアザだらけの私と彼女を見ると、「病院に連れてかないとマズイぞ」と、私と彼女を病院に運んでくれました。
入院すると、親も友達も通っている学校の関係者も来ました。いろいろな人が病院に駆け付けたのは、旦那さんが連絡していたからでした。
1カ月後、助けてくれた居酒屋の店長から彼女が引っ越したことを聞きました。どこに引っ越したのか、旦那さんとはどうなったのか…知りたいことはたくさんあったのですが、私にその権利はなく、何も知りません。
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