海やプールに、ビアガーデン、夏フェス、地元のお祭り、BBQ…。夏はイベントが多く、新しい出会いも多い季節。開放的な気分になり、新しい恋も始まりやすかったりします。
今回、Webメディア「by them」は、「刺激的な一夏の恋」を経験したことがある30名にアンケートを行い、エピソードや心情、きっかけなどを伺いました。
体験談から浮かび上がる問題点を振り返ることで、いま恋をしている人は行動を見直すきっかけに、新しい恋を探している人は参考になるはず。「一夏」ではなく、「永遠に続く恋」に変えることができるかもしれません。
突然彼氏から告げられた「人生最高の夏」終わりの瞬間

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回答者プロフィール(すべて「一夏の恋」当時)
- 年齢/性別/職業:Aさん23歳/女性/会社員、お相手25歳/男性/会社員
- 「一夏の恋」を経験した年:2018年7月
- 恋の期間:2カ月間
- お住まい:関東エリア
どんな刺激的な経験をしましたか?きっかけや心情、状況を踏まえて具体的に教えてください。
新卒で入社した会社で彼と出会いました。彼は入社3年目で、私のOJT担当でした。
マッシュカットに優しい目元、ちょっと幼さの残るベビーフェイス。背は少し低めでしたが整った顔立ちで、初めて会ったときから見た目がタイプでした。メガネをかけていましたが、それがまた知的でカッコよく見えました。
見た目だけでなく、性格も穏やかで優しく上司にも可愛がられていました。私はすぐに彼を、上司ではなく恋愛対象として見るようになりました。
しかし同期の間でも彼は一瞬にして恋のターゲットになり、「彼女いるのかな?」と告白しようと考える子が何人もいました。
容姿に自信がなかった私は、仕事を通じて少しずつ会話したり、信頼関係を深めていきました。
ですが入社から3カ月後、私はストレスから仕事を休職することになってしましました。心がどん底まで沈み、もう辞めてしまおうかとも考えていたとき、彼は毎日のように励ましや気遣いのメールを送ってくれたのです。彼の存在だけが救いでした。
そんなある日、「少し外で会える?」というメールが。私は速攻で会う約束をしました。
彼の終業後、銀座の地下レストランでこっそりと会い、食事をしました。お店や夜景を見たりしながら歩いているとふと、彼が手を繋いできました。一瞬とまどいましたが、すぐに「付き合わないか?」と言われ、すぐにOKしました。
絶対にこんなことは起こらないと思っていたので、私は舞い上がりました。
憧れの人が自分を選んでくれたという夢のようなことに、心のうつうつとしたモヤも吹き飛びました。その日はそのまま彼の家に泊まり、情を交わしました。
それから順調に交際は続き、彼は仕事に精を出し、私は休職中という立場を利用して彼の家に通っていました。
花火デートもしたし、海にも行きました。人生で最高の夏だと感じました。しかし8月の終わりごろ、その幸せは急な終わりを迎えました。
彼には彼女がいたのです。彼から打ち明けられました。家にも女性を感じさせる物も何もなく、メールや電話もそんな気配は一切しなかった私は疑いもしませんでした。
話を聞くと「彼女に結婚を迫られている。妊娠もしているかもしれないと言われた」とのこと。頭が真っ白になりました。
私とは遊びだったのかと怒り任せに問いただすと、「彼女が結構年上だから年下の彼女がほしくなった」と。いままでの信頼と幸せが一気に氷点下までスーッと下がるのを感じました。
泣きながら彼の家を飛び出し、気がついたら自分の家にいました。どう帰ったのかも記憶があいまいです。
その後、すぐに彼とは別れました。私はこのことが原因でうつをこじらせ、そのまま復職せずに退職しました。
その後、どうなりましたか?
同期とは退職後も繋がっていたので、それとなく彼のことを聞いてみました。すると同期のなかで彼に告白をして「結婚するかもしれない彼女がいるから」と断られた子がいたことを教えてくれました。
どっちみち私とは長続きしない運命だったのだと知り、早めに終わってよかったと思っています。
経験を踏まえて、一夏の恋はアリだと思いますか?ナシだと思いますか?理由も教えてください。
個人的にはアリだと思います。心に傷は負ったけれども、いまとなっては人生の勉強になったと前向きにとらえています。
それからは男性を慎重に見るようになりましたし、失敗もしていません。むしろその彼に感謝しています。
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