海やプールに、ビアガーデン、夏フェス、地元のお祭り、BBQ…。夏はイベントが多く、新しい出会いも多い季節。開放的な気分になり、新しい恋も始まりやすかったりします。
今回、Webメディア「by them」は、「刺激的な一夏の恋」を経験したことがある30名にアンケートを行い、エピソードや心情、きっかけなどを伺いました。
体験談から浮かび上がる問題点を振り返ることで、いま恋をしている人は行動を見直すきっかけに、新しい恋を探している人は参考になるはず。「一夏」ではなく、「永遠に続く恋」に変えることができるかもしれません。
朝まで甘い時間を繰り返した2週間

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回答者プロフィール(すべて「一夏の恋」当時)
- 年齢/性別/職業:Aさん30歳/女性/会社員、お相手26歳/男性/フリーランス
- 「一夏の恋」を経験した年:2015年7月
- 恋の期間:2週間
- お住まい:関西エリア
どんな刺激的な経験をしましたか?きっかけや心情、状況を踏まえて具体的に教えてください。
いつも友人と飲んでいるバーで、隣にたまたま座った外国人観光客と意気投合をしました。
彼はフリーのクリエイターで、仕事もしながら旅をする自由な生き方をしている人でした。ポルトガル系のイギリス人だという彼は、緑とも茶色とも言える綺麗な瞳で日焼けをし、引き締まった筋肉をしていました。
日本に初めて来たという彼は、もちろん日本語を話せませんし、友達もいません。そこで、彼に観光案内をすることを提案したのです。
翌日の日曜日。彼と王道な観光をしながらいろんな話をしました。趣味、これまでの経歴、これからの夢や好きな映画の話など。あまりに楽しかったので、彼に私の家に滞在すればどうかと伝えました。
そしてそこから2週間あまり、彼と甘い日々を過ごしました。私は当時会社員だったので、有休を使いながらできるだけ一緒にいました。仕事に行かないといけない日もありましたが、仕事終わりに待ち合わせしてご飯を食べるのも幸せでした。
それでも楽しい時間は終わりを迎え、彼は次の滞在先であるタイへと出発します。
「一緒に旅をしない?」と聞かれましたが、私にも生活があるため、その選択はできませんでした。
ふたりで過ごす最後の夜。彼は「必ず連絡を取り合おうね。また日本に来るし、君もイギリスに遊びに来てね」と、花束をプレゼントしてくれました。私と彼は朝まで甘い時間を繰り返し、ついに朝を迎えました。
最寄りの駅まで見送り、彼との時間は終了です。何度も振り返り駅のホームへ上がっていく姿を、私は寂しさをこらえて見送ったのでした。
その後、どうなりましたか?
しばらくの間は、SNSを通じて連絡を取り合っていました。ですが時間の経過とともに、共に違うデート相手が出てきたり、日々の忙しさで連絡を取らなくなっていきました。
現在でも一応繋がってはいますが、連絡を取り合うことはありません。
経験を踏まえて、一夏の恋はアリだと思いますか?ナシだと思いますか?理由も教えてください。
アリだと思います。積極的に「一夏の恋をしておきなさい!」とは言いませんが、どんな出会いも必ず思い出になります。
私の場合は一夏で終わってしまいましたが、その一夏の出来事が永遠に変わる人たちももちろんいるはずです。恋のチャンスであるなら、経験すればいいと思います。