技術不足が「うるおい」不足を招いている!?
うるおい不足になる原因は、
- 女性側の体調の問題
- 男性側の技術の問題
の両方から考える必要があります。先に男性側の技術のお話をします。
女性の体の「準備がととのう」ためには、女性の心がリラックス・モードになることが必要です。
さらに、女性の体の準備がととのうスピードは、「男性よりもゆっくりで、時間がかかる」ということを頭に入れておかなければなりません。
逆に言うと、男性の体は「準備がととのうのが早い」のです。だから、男性の皆さんは、自分の体を基準にして考えてはいけません。
「自分の体は火のようにパッと燃え立つけど、彼女の体は水のように、ゆっくり時間をかけてお湯になるのだ」と肝に銘じておくことが大切です。
男性は、自分のペースで進めてしまうと、女性にとっては「まだ早い」という結果になりやすいので、慣れないうちは意識的に「ゆっくり丁寧に」を心がけること。
具体的には、触れるタイミングを急がないで。それより先に、上半身の触れ合いなどに時間をかけると、直接刺激しなくても自然と潤いやすくなります。
彼女のほうから「そろそろこちらに触れてほしい…!」という感覚が湧き起こってくるときが、そのタイミングです。
女性がうるおいにくくなるさまざまな理由と解決のアイデア
男性が特に不適切な扱い方をしたわけではなくても、女性の心身の調子によって、うるおいにくいときがあります。これはもう、自己保存本能を優先させて、ゆっくり寝て休みましょう!
1.不安や心配事が気になってリラックスできないとき
まずはゆったりした会話やハグなどノンセクシャルなコミュニケーションで、心をやわらげるほうが先ですね。
2.生理周期によるもの
皮膚全般にうるおいをもたらす女性ホルモンのエストロゲンが少ない時期は、エストロゲンが多い排卵前の時期よりも、膣液がたっぷり出にくい傾向があります。
3.加齢によるもの
更年期以降、エストロゲンが激減するために、若いころよりも膣液の分泌は少なめになるのは避けられない自然現象です。
以上の3、4の場合は、いわゆる潤滑ゼリーでうるおいを補給してあげることで、痛みを解消できます。
4.体が冷えているとき
血流が悪くなると、委縮して、潤いにくくなります。こんなときは、室温を高くしたり、体を毛布でくるんであげるなどして温めてあげると、調子が戻ります。
結局は、体に対するちょっとした気遣いが、女性が痛い思いをするか、気持ちよくなるかをわけているということですね。
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