モラハラ夫の偉そうな態度に義母が大激怒!最高のスカッとお正月
最後に話を伺ったのはCさん(30)。最高にスカッとしたというお正月のエピソードを語ってくれました。
「結婚前はとても優しく、穏やかな性格だった夫。結婚後に豹変し、とんでもないモラハラ夫になりました。
生活費を渡さないし、家では何もしないし偉そうだし…。妊活のために時短勤務にしたのですが『稼ぎが少ないくせに偉そうにするな』と罵られ、一度目の妊娠が流れてしまったときもひどい言葉を浴びせられました。本気で離婚を考えたほどです」
Cさんが離婚を考え、そろそろ夫に告げようかと思っていたのはちょうど年末年始でした。
「夫には怒り心頭でしたが、お正月に帰省しないと言えばまた夫にひどい言葉を浴びせられるだけです。義実家との仲は幸いよかったので、離婚のことは一旦置いといて帰省することにしたんです」
大みそかに義実家に到着し、親戚も集まって和気あいあいとした時間を過ごしたというCさん。
夫からちまちまモラハラ発言が飛び出してはいたものの、親戚がいたおかげでどうにか気にせず過ごせたといいます。
しかしその夜、夫から心無い一言を浴びせられます。
「みんなが寝静まったあと、突然起こされて夫に『ほかの嫁たちはみんなテキパキ動いているのにお前はのろまで邪魔なだけ。俺が恥ずかしい、なんでお前と結婚したんだろう』って言われたんですよね。
びっくりしましたよ。ここでも私の悪口を言って追い詰めるんだって。しかも寝てたんですよ?わざわざ起こしてまで言うなんておかしいなって」
どんよりとしたまま眠りについたCさん。しかし新年早々、ふたたび夫からのとんでもない発言に悩まされることになります。
「朝起きて義母とお雑煮の準備をしていたら、私の近くに来てわざわざ耳打ちしながら『クソ不味いお前の雑煮なんて誰も食べたくないからな』って言うんです。それだけ言いに来たの?バカじゃないの?って思いました。
この人は私の悪口を言って楽しんでる、かわいそうな人だなって…そしたら急に義母が、夫の近くに寄っていって…突然ビンタしたんです」
バチンッ!という大きな音に、それまでにぎやかだったキッチンもリビングも静まり返ります。
「義母、いきなり夫に『昨日から黙って見てたけど、アンタ何様なの?本当にうちの息子?そんな最低な男産んだ覚えないから出ていけ!』って怒鳴ったんです」
なんとCさんの義母は、昨日からちょこちょこ飛び出していた夫のモラハラ発言をしっかり記憶していたんだとか。
そのうえ昨夜Cさんの夫がとんでもない発言をしたとき、ちょうどトイレに立っていたという親戚が義母に問題発言を報告していました。
極めつけに、わざわざ耳打ちまでして言ったトンデモ発言。義母は聞き逃しませんでした。
「嫁として、止めないといけないのかなとは思ったんですが…止めたくないなって。夫には一度痛い目にあってほしいと思ってたので、じっと夫が説教されるのを眺めていました。
親戚の人が『あんな男別れちまいな!』とまで言ってくれて、なんだかスッキリしましたし…義母もひと通り説教し終わってから、何かあったらすぐ私に連絡しなさい!って言ってくれました」
がっつり怒られてすっかり縮こまった夫。なんとそのあと、人が変わったかのようにモラハラ発言が一切出なくなったと言います。
「こんなことで人が変わるなら最初から相談しておけばよかったなとは思いました。なんてったってお正月ですからね、親戚のみなさんには申し訳ない気持ちでいっぱいです。でも離婚の危機を脱出できたので、結果オーライかな」
しかしCさん、あのとき用意した離婚届は、いまだにお守りのように持ち歩いていると言います。
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