厚生労働省が公表している「令和3年人口動態統計月報年計(概数)の概況」によると、令和3年における婚姻件数は50万1116組で、離婚件数は18万4386組。どんなにラブラブだった夫婦でも、いつ離婚してもおかしくない時代になりました。
そんななか、「マイホーム」を建てるのは少し不安ですよね。マイホームを建てたあとに離婚したらどうなるのか?不動産をどうすればいいのか、財産分与はどうなるのか…気になる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回、Webメディア「by them」は、2017年以降(5年以内)にマイホームを購入し、その後離婚してしまった方を対象にアンケートを実施。いまのお悩みや将来の不安、購入時に気づかず後悔している点までお話を伺いました。
体験談から浮かび上がる問題点を振り返ることで、これから起こりうる問題を避けるための方法がわかるかもしれません。
世帯年収800万で3600万のローンを組んだ妻の懺悔

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回答者プロフィール(すべて当時)
- 年齢/性別/職業:34歳/女性/会社員
- 元パートナーの年齢/性別/職業:32歳/男性/会社員
- 家族構成:夫、自分
- 世帯年収:800万円
- 離婚した時期:2004年3月
- 購入した地域:大阪府
マイホームはいつごろ購入しましたか?
2002年10月に購入しました。
いくらで購入しましたか?
3600万です。
ローンの借り方を教えてください。
ペアローンで借りました。
名義はどちらの名義にしましたか?
夫の単独名義です。
住宅ローンを組む際に、もしも離婚した時のための不動産処分については話し合っていましたか?
話し合っていませんでした。
離婚後の住居はどうしていますか?
賃貸に住んでいます。
新しく住居を探した人に質問です。探す際に大変だったことはありますか?
荷物を持っていくことが大変でした。
購入時に気づかなかったこと、こうしていればよかったと後悔していることを教えてください。
ペアローンを組んでしまったので、どちらか片方だけで借りておけばよかったなあと思いました。
私は会社を辞めて支払い能力がなくなってしまったので、夫が一人でローンを払い続けることになったのですが、そうするための手続きがとてもややこしかったようで、申し訳ないことをしました。
夫はその当時、私より収入が少なかったので、支払いは大変だったと思います。
結局その家は賃貸住宅として人に貸していたようですが、それでもローン分を払えていたのかどうかが疑問です。
もしも離婚したらということを考えて、家のローンを組むべきだったなあととても後悔しています。
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