Webメディア「by them」は、2017年以降(5年以内)にマイホームを購入した方を対象にアンケートを実施。いまのお悩みや将来の不安、購入時に気づかず後悔している点までお話を伺いました。
そのなかから今回ご紹介するのは、3100万円で新築戸建てを購入した世帯年収500万円の夫婦のエピソード。ふたりのお子さんを持つ夫婦が現在抱えている悩みや不安に思っていることとは…?
これからマイホームを購入しようと考えている夫婦や、マイホーム購入済みでそろそろ子どもを…と考えている夫婦は参考になるかもしれません。
3100万円で家を購入した「年収500万夫婦」の不安

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回答者プロフィール(すべて当時)
- 年齢/性別/職業:32歳/女性/主婦
- パートナーの年齢/性別/職業:35歳/男性/会社員
- 家族構成:夫、自分(妻)、長男(6歳)、長女(4歳)
- 世帯年収:500万円
- 購入した地域:茨城県
マイホームはいつごろ購入しましたか?
2017年10月に新築戸建てを購入しました。
いくらで購入しましたか?
3100万円です。
月の支払額を教えてください。
ローン支払いのみで6万円です。
ローンの借り方を教えてください。
夫が単独で、固定金利で借りました。
住宅について、いまの悩みを教えてください。
フラット35でローンを組みましたが、世情の悪化などでいまの会社で定年まで働き続けられるか不安を感じています。もしリストラなどになったら、そのときはローンをどうしたらいいのか見通しがつきません。
私自身もフルタイムで働いて支えていければいいのですが、出産後に保育園が見つからず、職場復帰ができませんでした。次の仕事も、幼い子どもが2人もいると条件的になかなか見つからず歯痒い思いをしています。
夫の収入だけにローンの返済も生活費も頼っている状況に焦りも感じます。自分に収入がなくなることに見通しがついていれば、もしかしたら家を買わない、あるいはもっとローンの負担が少ない物件を購入していたかもしれません。
当たり前のことですが、一度組んだローンはどれだけ物価が上がって生活が厳しくなろうとも払い続けなければなりません。
物価が高騰している現在、毎月のローンの支払いが負担となり、重くのし掛かっています。
住宅について、将来不安に思っていることを教えてください。
ローンを支払い終え、ようやく名実ともに我が家を「自分の家だ!」と言える年齢になったときには、きっと子どもたちは独り立ちして家にいないでしょう。
2人の子のうちどちらかに家を譲るつもりはあるのですが、子どもたちの新しい家族に自分たちの面倒で負担を掛けないようにするにはどうしたらよいか考えています。
もしくはいまの時代ですから、子どもたちもまったく違う地域に自分で家を建てるかもしれません。そうなったとき、老いた私たち夫婦だけではいまの家は手に余ると思います。
せっかくローンを完済したあとにも、いろいろ考えなければいけないことがあると思うと将来に不安を感じます。
購入時に気づかなかったこと、こうしていればよかったと後悔していることを教えてください。
物価の高騰を受けて、まとめ買いをする機会が多くなりましたが、収納が全く足りていません。
購入時は充分に収納が足りていると思ったのですが、子どもたちの衣服や玩具などが想像以上に収納スペースを占めており、見通しが甘かったと後悔しています。
せめてキッチンにパントリーでもあればと思っていますが、既存のスペースを広くする方法があるはずもなく、なんとか収納法を工夫していますが限界を感じています。
これから子どもたちが大きくなって、部活などを始めて道具を自宅に保管しなければならないなど収納する荷物がさらに増えるということがあったら、狭い庭先に倉庫を購入して設置しなければならないかもしれません。倉庫も高いので、頭を悩ませています。
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