浮気で1度別れたのに…。復縁彼の学ばない再浮気に愛想を尽かして、家から追い出したのも束の間。彼の恐怖行動に戦慄!
人生の「修羅場」は、突然思いもよらないところから現れるもの。
今回、Webメディア「by them」は修羅場経験者から30名にアンケートを行い、「本当にあった修羅場」エピソードを伺いました。
一体どんな修羅場だったのか?そもそもなぜ修羅場になってしまったのか?その後どうしたのか?など、気になる点をご紹介します。
体験談から浮かび上がる問題点を振り返ることで、これから巻き込まれるかもしれない、もしくは身近に迫っている「修羅場」を回避できるかもしれません。
ベランダに侵入した彼の行動に恐怖

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回答者プロフィール(すべて修羅場当時)
- 年齢/職業:Aさん21歳/会社員/女性、お相手21歳/会社員
- お相手との関係性:同級生
- お住まい:関東エリア
まず、関係に至るまでの経緯・交際歴を教えてください
高校時代に付き合っていた人と再会したことで復縁しました。
学生時代に付き合っていた頃は、彼の浮気が原因で別れましたが、顔がとてもタイプだったのでもう1度付き合うことにしました。
なぜ修羅場になったのですか?
彼の再浮気が発覚し、わたしの自宅にあった荷物をすべて叩き出したからです。
どんな修羅場でしたか?
お互い社会人でわたしはひとり暮らし、彼は実家暮らし。当時、休みは合わず毎日わたしの帰りが遅いこともあり、彼が家に泊まることが徐々に多くなっていきました。
次第にひとり暮らしの狭い部屋に、いつの間にか彼の荷物がどんどん増えていくことが不満に。
「これとか持って帰らないの?」
「え、だって一緒に暮らしてんじゃん」
「え、そうなの?」
青天の霹靂でした。
彼には鍵も渡してないしお金ももらっていません。最近こいつ泊まり多いな、ぐらいの認識でした。
このとき、高校時代付き合ってた時もお金に限らず全般的にだらしなかったことがよぎりましたが、復縁したてで仲良かったこともあり触れることはありませんでした。
とりあえずお金を払ってもらう話をして着地し、その後は特に問題もなく、ときには喧嘩しつつも仲良くやってたと思います。
ある日彼が携帯電話を機種変しました。変更前の古い本体は何日もベッドの棚に置きっぱなしだったので、過去の浮気を思い出し、それとなく彼のいないあいだに拝見することに。
結論、真っ黒でした。
わたしは、絶対に浮気がゆるせないと常日頃から彼に口酸っぱく話していました。しかし次から次へと出てくる別の女とのやりとり。しかも1人じゃない。怒りで手が震えましたが、とっさに全部写メに残して相手の連絡先も控えました。
一瞬で別れる決意をし、家から彼を追い出す計画を立てました。
作戦決行日になり、朝いつも通り彼を見送った後、IKEAの一番大きいショップバッグを広げ無心で彼の荷物を詰め込むことに。「浮気をしたやつと話し合いなど不要」「痕跡を残さず消すのみ」と怒りごと詰め込むようにすべての荷物をショップバックに入れました。
まとめた荷物はマンションの宅配ボックスに詰め込み、撮っておいた浮気の証拠を送信し爽やかな気持ちで出社。来る返信はすべて無視。
最寄駅でわたしの帰りを待っていたようで、終電の到着時刻を過ぎてから鬼のように連絡がありました。一緒に暮らし始めても鍵は渡していなかったので、彼は家には入れないし行く場所がありません。
わたしは翌日休みだったので、友達と飲んでいてご機嫌なのでうるさく鳴り続ける携帯の電源を切りました。そのまま友人宅に泊めてもらい、次の日のんびり帰宅。宅配ボックスの荷物はありませんでした。
帰宅したその日はクリスマス。彼と別れることを伝えていた同期たちと我が家で独り身パーティをすることになりました。みんな楽しく過ごしているとピーンポーンと音が。
モニターが無かったのでとりあえず受話器を取るとひと言「俺」と。わたしは無言のまま受話器を置き、もう1度鳴ったインターホンのコードを抜きました。
ここはオートロックの建物だしこれ以上は何も起こらないだろうと安心して、パーティ再開。少し空気は盛り下がってしまいましたが「IKEAのバッグは便利よ」なんて冗談を言いつつ、再度温まった空気に胸を撫で下ろしたのも束の間のできごとです。
ベランダの窓をダンダンダンと大きく叩く音。あまりの勢いに音が部屋に鳴り響き、室内は完全に凍りつきました。
ベランダの外からは窓に手が届かない距離。ということは今、彼はベランダの中…。いや、どうやって侵入したの…。1階とはいえセキリュティはかなりしっかりしているマンションのはずなのに…。
カーテンはピッタリ閉まっているし鍵もかけてあるから大丈夫と言い聞かせるしかありませんでした。あまりにも怖くて誰一人として声を出せません。
2度目が叩かれることはありませんでしたが、外を確認するのも怖くてできないし、部屋の空気は最悪。必死に謝るも、結局周りを巻き込んで最悪のクリスマスになってしまいました。
その後、どうなりましたか?
それから2度と会うことはなく10年が過ぎましたが、昨今のニュースを見ていると、もしかしたらわたしも何かあったかもしれない、と今思い返しても怖いです。
あのときは若さもあり、話し合いもせず別れるという決断になりましたが、のちの恐怖体験を考えるともう少し穏便にすませても良かったかもと反省しています。
逆ギレをするような相手を刺激すると、あらぬ危険が降りかかることを学びました。
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