パートナーの家族とは、良好な関係を築きたい…。だからこそ初対面やご実家にお邪魔する際は、誰しも緊張することでしょう。嫌われてしまったらどうしようと、不安になってしまう方も多いはず。
今回、Webメディア「by them」は義実家訪問経験者30名にアンケートを行い、「義実家で起きた衝撃エピソード」を伺いました。
実際の体験談を聞くことで、これからの義実家訪問で良好な関係を築くためのヒントを得られるかもしれません。
「あなたはいいけどあの子はダメ」

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回答者プロフィール
- 年齢/職業:Cさん28歳/会社員/女性、お相手 男性28歳/フリーランス
- お住まい:九州エリア
- 滞在方法:宿泊
- 現在のお相手との関係性:結婚3年目
お相手とはどのような縁でお付き合いをすることになりましたか
SNS上で共通の友人がいた縁で、仲良くなりました。メッセージのやり取りだけでも好意を持っていたのですが、とにかく実際に会ってみないとなり、デートをしました。
実際に会っても彼の印象は変わらず、とても面白くて楽しく、もっと一緒に居たいなと思っていたら、告白してくれ付き合うことになりました。
義実家を訪問前にご両親にお会いしたことはありますか
まだ彼が実家に居て遠距離恋愛中だったので、電話を通してお話した事は何回かありましたが、実際にお会いするのは初めてでした。
義実家を訪問するきっかけはなんですか
遠距離中の彼に会うことになり、ホテルに泊まるとお金がかかるからというご両親の計らいで、実家に泊めてもらうことになりました。
初日はご実家の離れにある小屋で彼と食事をし、寝泊まりする流れに。食事も義母が用意してくださり、離れまで運んでくれました。
初対面でそんな図々しいことは出来ないとはじめは断ったのですが、「遠慮なんて要らない、お金ももったいないし甘えればよい」と強く押され、申し訳なく思いながらも甘えるかたちになりました。
ですがさすがに何日も泊まるのは申し訳ないと「せっかくだから旅館に泊まってゆっくりしたい」と彼に申し出て、もう一泊は旅館に宿泊することになりました。
ご実家で実際に挨拶をする際にあったエピソード、状況をできるだけ詳しく教えてください
真夏で蒸し暑いなか、空港まで彼が車で迎えに来てくれて、そのままご実家へご挨拶に出向きました。実家に着き、手土産を渡し、実家の皆さんは暖かく迎え入れてくださってとても嬉しかったのを覚えています。
彼と実家へ行く途中ホームセンターに寄り、花火を買っていたので、夕食を終えた後は義弟と義妹も呼んでみんなで花火をしながら楽しく過ごしました。
するとお義母が、「家のお風呂は狭いし掃除してないから、近くの温泉に入って来なさい」と言ったため、彼と近所の温泉へ行くことになりました。
ですが時間が遅かったため、近くの温泉施設はどこも閉館していて、入ることが出来ませんでした。実家に帰って温泉に入れなかったことを彼が義母に伝えると「あなたは息子だから良いけど、あの子は入れられない」と言われたそうです。
私が入らないならと彼もお風呂に入らないと言ってくれてたのですが、汗臭いんだからお風呂に入れと義母に強要されたようで、彼だけお風呂場に消えていきました。
私は拭き取り式のメイク落としシートを持参していたのでメイクは何とかなったのですが、真夏の気温で体はベタベタな上、離れには扇風機1台しかありませんでした。
「汗で気持ち悪いままなのはしんどいな…」と思っていたら、離れに義母さんがやってきて「汗かいてるんだからこれで体拭きなさいと」とボディシートを投げつけられました。
すごく惨めな気持ちになり、何故私はこんなことをしているんだろうと泣きそうになるのを堪えながら、離れでひとり体を拭きました。
彼いわく、義両親は田舎なので外面だけはいいが、内心は余所者を受け入れようとしない性格だということがわかり、はじめは優しくして貰って楽しく過ごしていた時間も、偽物の優しさだったと気付きました。
本当に悔しくて惨めで、最悪なご挨拶になりました。
その後、どうなりましたか?
その出来事以降、ニコニコとしている義母も義父も信じられなくなり、私も作り笑顔で対応することが増えました。彼もそんな家族に嫌気がさしたのか、私の側にいたいと私の地元に引っ越すことに。
そしていざプロポーズをされ、結婚して私の地元でこの先も暮らすと彼が義両親に伝えたところ「なぜそんな女と結婚する必要があるんだ。結婚したらこっちに戻って来ると思ってたから、お前を家からそんな田舎に出したんだぞ!お前は地元の女と結婚しろ。お前たちを祝うくらいなら弟と妹の学費にあてる!」と言われ猛反対をされました。
いままでずっと我慢していた彼もそこで限界に達し、縁を切ることとなり、いまではもう何年も連絡を取っていません。結婚式も私の親族とお互いの友人だけで行いました。
同じようにこれから義実家を訪問する方にアドバイスはありますか?
本当に家族は家族それぞれ。自分の家では当たり前なことが相手の家では当たり前ではありません。
私たちは遠距離でもともとの地方での価値観などがだいぶ違うということもあったのですが、予想外なことは絶対に起こると思います。
挨拶に行く時はその相手の土地柄や習慣、結婚に対する価値観などを、事前にパートナーに聞いてみたり調べたりするといいと思います。
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