Webメディア「by them」では、家計のやりくりについて、30組の夫婦に詳細な家計術や本心などを調査してきました。
今回ご紹介するのは、「生活費は完全に夫の収入に頼っている」と話す、2児の母・Aさん。
Aさんは家事をすべて担当しながら、自身も在宅ワークをして家計を支えているといいますが、「支払い方に不満はないが、イライラする」「また家事か、と思うと毎日が辛い」と複雑な胸のうちを話してくれました。
Aさんの家庭は、一体どのような家計のやりくりをしているのでしょうか?
とある専業主婦が「不満はないけど毎日が辛い」と語った理由

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回答者プロフィール
- 年齢/性別/職業:Aさん45歳/女性/在宅ワーク
- パートナーの年齢/性別/職業:44歳/男性/会社員
- 家族構成:夫、自分、長女(8歳)、長男(5歳)
- 世帯年収:世帯年収750万円(夫700万円/妻50万円)
- 結婚歴:10年目
- 地域:広島県
家計はどちらが管理していますか?
普段家の食事などを担当しているので、私(妻)が管理しています。
生活費は分担して支払っていますか?
すべて夫の収入から支払っています。支払った金額を家計簿で管理しておいて、月末に夫に請求します。
なぜその支払い方法になったのですか?
子どもが生まれて私が働けなくなり、いろいろ出費が出るので内容をまとめて請求するようになりました。
支払い負担額は途中で変わりましたか?
常に夫のほうが収入が多かったので、あまり変わっていません。結婚当初は2割くらいは自分で生活費を出していました。
結婚5年目くらいから専業主婦になったので、完全に夫の収入に頼るようになりました。
家事の分担はどうしていますか?
すべて私です。たまにゴミ出しと風呂掃除くらいはしてくれます。
現在の支払い方法に不満はありますか?
ありません。
それはなぜですか?
夫の年収は700万円、私は在宅ワークのみで50万円程度の収入なので、生活費は夫の収入に頼っています。家賃8万5千円、食費・生活費・雑費等12万円、光熱費は3万円弱ほどだと思います。
家事負担はほぼすべて私になるので、収入の面よりも家事負担による在宅ワークの十分な時間が取れないことにイライラを感じてしまいます。早く自分も収入を上げたいのに、また家事かと思うと毎日が辛いです。
休日になると夫は自分の趣味に時間を費やし、私は子どもの寝ている早朝から在宅ワークをせざるを得ないので不公平感は否めません。
物価や光熱費の高騰に伴い、願わくばもう少し家の生活費を請求したいところですが、なかなか叶いそうにないのが現状です。
生活費は折半すべきだと思いますか?
思いません。私の収入がそれほどなく、折半は現実的ではありません。
私も洋服代・美容院代など自分で自由に使えるお金がほしいのですが、在宅ワークだけでは正直大したお金にはなりせん。働く時間を十分に取れないのでなかなか厳しいです。
せめて生活と医療費、子どもに必要なお金だけは最低限払ってほしいです。
家計を円満にやりくりするためのルールがあれば教えてください。
私の場合は、「Oisix(オイシックス)」などの食料品の宅配を毎週お願いしています。
ごはんにかかる金額は、固定費としてオイシックスでまとめて買います。こうすることにより、一週間ごとに家計を管理できるので、無駄な出費が減り、必要なところにお金が使えるようになったと思います。
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