家計の負担と家事の負担。夫婦で生活費を完全に折半している家庭もあれば、家計と家事のバランスを見ながら比率を決めているという家庭もあるでしょう。
このようにそれぞれの家庭によって、家計のやりくりはさまざま。「よその家庭はどうやっているんだろう」と気になったりしませんか?
そこで、Webメディア「by them」では、家計のやりくりについて、30組の夫婦に詳細な家計術や本心などを調査してきました。
今回ご紹介するのは、共働き夫婦のBさん家庭。聞くと、家事のほとんどをBさんが担当しているといいます。
Bさんも働いているため不満が出そうですが、「お互い満足している」そう。一体なぜなのでしょうか?
共働き、家事負担ほぼ妻。それでも不満が出ない理由

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回答者プロフィール
- 年齢/性別/職業:Bさん35歳/女性/会社員
- パートナーの年齢/性別/職業:35歳/男性/会社員
- 家族構成:夫、自分
- 世帯年収:世帯年収1000万円(夫600万円/妻400万円)
- 結婚歴:5年目
- 地域:神奈川県
家計はどちらが管理していますか?
主に夫の収入で家計のやりくりをしているので、夫が管理しています。
生活費は分担して支払っていますか?
基本的に夫の収入からすべて支払っています。臨時の出費があり、予算がオーバーするときだけ、不足分を妻の収入から補填しています。
なぜその支払い方法になったのですか?
ふたりの収入からそれぞれ生活費を出していると、管理が面倒だからです。
支払い負担額は途中で変わりましたか?
変わっていません。
家事の分担はどうしていますか?
料理・洗濯は妻、掃除は夫、それ以外の家事はお互いができるときにやっています。
現在の支払い方法に不満はありますか?
ありません。
それはなぜですか?
当初から「夫の収入だけで生活、妻の収入はないものとして貯金する」というスタイルを確立できており、スムーズに貯金できています。
私も夫も複雑なものの管理が苦手なので、それぞれの収入から生活費を出すとかえって家計管理が難しいと感じたので、いまのやり方が自分たちにはあっていると思っています。
家事負担は私の方が多いですが、私の収入はほぼ貯金に回させてもらっていること、夫の方が収入が高いことから納得しています。
むしろ夫はよく家事をやってくれている方だと思います。夫は家のなかを自分で快適に過ごせるように工夫するのが好きらしく、いまの家事分担にも不満はないと言っており、ありがたいなと私は思っています。
生活費は折半すべきだと思いますか?
思いません。家庭によって考え方は違うと思いますが、少なくともうちの場合は、折半してしまうと家計管理の計算が面倒になってしまうからです。
また、折半することでお互いの収入をあてにしてしまい、全体的な生活費がふくらんでしまうと夫婦ともどもに考えているからです。
家計を円満にやりくりするためのルールがあれば教えてください
基本的に妻の収入はないものとして、夫の収入だけで家計をやりくりすると、家計の管理がしやすく、節約意識が身につくのでおすすめです。
妻の収入は貯金、臨時出費の補填、夫婦のおこづかいにあてています。おこづかいを妻の収入からどんと出せるので、生活費を負担する夫の満足感も高まり、おすすめです。
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