こんにちは。恋愛相談教室などで1万2000人以上のかたにアドバイスをしてきた、恋愛相談師マーチンです。
気持ちは前向きに伝えるといいというのは、交際を上手に進めるうえでとても役立つことだと思います。交際だけでなく、お仕事でも同じことが言えますね。
さて今回は、「彼女が疲れていてデートを断ると彼がいじける」といったご相談。
デートを約束していましたが、当日どうしても体調が辛くなったらどう伝えたらよいでしょうか。
やわらかく伝える方法
「疲れているのできょうはなしにしたい」
このメッセージがキツく聞こえるのは、見たらおわかりいただけると思います。これを語尾だけ変えるとこうなります。
「疲れているのできょうはなしにしたい」→「疲れているのできょうはなしにしてほしいの(ほしいんだ)」
「なしにしたい」と自分の気持ちを言っていたものを、「~してほしい」とお願いにした感じです。
あとは語尾を「ほしい」の言い切りではなく、「ほしいの」「ほしいんだ」と喋り言葉にして印象を和らげました。
さっきよりいいのはわかりますが、まだキツく感じますね。これは「なしにする」という否定のお願いをしているためです。
これを「前向きなお願い」にするとお相手にとって受け止めやすいメッセージになります。
「疲れているのできょうはなしにしたい」→「疲れているのできょうはなしにして、週末の土曜日にしてほしいの(ほしいんだ)」
うん、さっきよりもずいぶんよくなったように感じますね!
これは文意が「なしにする」ことを主題としておらず、「土曜日にしてほしい」と変更することに変わったからです。これができると恋愛上級者だと思います。
いまできあがった「疲れているのできょうはなしにして、週末の土曜日にしてほしいの」は、まだ改善することができます。さあ、どうしたらいいでしょうか?
疲れているとき、どう伝えればいい?
「疲れているのできょうはなしにして、きょうの予定を週末の土曜日にしてほしいの」
これは予定変更のお願いなので、「なしにする」と言わなくてもいいのです。
ここに気づけると、文中からネガティブワードを減らせるようになります。あとは、これを見直しして精査すればよいので…
「疲れているのできょうはなしにして、きょうの予定を週末の土曜日にしてほしいの」→「ごめんなさい…。きょうはすごく疲れてしまったので、デートは週末の土曜日にしてほしいの」
こんな感じになります。
「疲れている」よりも、「疲れてしまったので」の方が「本当は会いたかった、会うつもりがあった」ように聞こえますよね。
何度も見直しをして改善するクセが身につくと、答えがわかるようになりますよ。