突然ですが、あなたは夫に不倫をされたら許せますか?許せませんか?
一度浮気をされてしまったら、心の底からパートナーのことを信じることは難しく、また顔を見るだけで思い出してイライラしてしまうという人も少なくないでしょう。
しかしなかには、そんな状況でも「不倫夫を許した」という人もいるようです。きょうは、不倫を許した5人の妻のエピソードをご紹介します。
不倫するたびに慰謝料をもらって許している

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「最初は、夫の不倫を許すつもりなんてありませんでした。でも子どもが3人いて、私一人の稼ぎでしっかり育てていくのは難しく…泣く泣く夫を許しました」
夫の最初の不倫が発覚したのは、3人目の子どもが生まれて1年経ったある日のこと。
看護師のリコさん(仮名)は実家も遠く、1人目は小学校に入学したばかり。頼れる人も近くにおらず、子どもの環境も変えたくなかったため、なんとか夫の不倫を許すことにしたそうです。
「それがいけなかったんですね。2度目の不倫が発覚したんです。私が別れられないのをいいことに、夫はやりたい放題しはじめました。だから決めたんです。『不倫をするのはもうわかったけど、一回するたびに私は慰謝料を請求するから』って」
それからというもの、Aさんは不倫の証拠を見つけるたびに夫から慰謝料をもらっていると言います。
「3度目の不倫の時点でもうすでに愛情はなく、むしろ不倫してくれたおかげでお金が手に入るしラッキーと思えるようになりました。最近はハイブランドのバッグを買ってもらったので、まぁいいかなと。
夫が不倫を隠すのが下手すぎるのも幸いしたんでしょうね。いい加減辞めればいいのに夫も辞めないので、この関係が楽だと思ってるんじゃないですか?
子どもたちに当たるわけでもないし夫婦喧嘩もほとんどないので、ある意味で良好な関係だと思います」
自分の母親と同居させる代わりに不倫夫を許した

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続いて話を聞いたミサコさん(32)は、現在実母と夫、5歳と1歳の娘と同居中です。
「私は一人っ子で、片親で、母親の世話ができるのは私しかいないんですよね。だから結婚するときに『母親の近くで暮らしたい』と夫にお願いしていました。ただ夫からしたら姑ですから、近くはいいけど、同居はしないよと念を押されていたんです」
そんなある日、妊娠中のミサコさんは夫の不倫に気づきます。
「職場内不倫でした。ショックで立ち直れず長女を連れて実家に帰ったところ、夫が土下座して謝りに来ました。
母親は夫に『あなたがいなくても私と娘で子どもは育てられる、不倫するような男に私の娘を任せられない』と強く言い放ってくれて…。それでも夫は改心する、離婚したくないと何度も何度も実家に来ました」
同じころ、ミサコさんは母親と「田舎に移住したいよね」という話で盛り上がっていました。
「母はいま住んでいる都会から離れ、老後は自然の多い場所でのんびり暮らすのが夢だったと言うんです。私も自然の多い場所で子育てをしたかったし、このまま離婚して母について行こうと思ったのですが…夫は離婚をかたくなに拒んでいました。だから、ひらめいたんです」
ミサコさんは実家に再び謝りに来た夫に告げます。
「母と一緒に田舎に移住してくれるならいいよと、再構築を考えてあげるといいました。結婚当初は同居を拒んでいた夫でしたが、『それで許してくれるなら、お願いします』と言ってきたので、許しました。
夫は移住先で新たに就職したので、物理的に不倫相手とも別れることができ、子どもたちと遊んでくれる時間も増えたので、結果的によかったのかなと思います」
いまでも不倫されたときのことを思い出すというミサコさん。しかし大好きな母親が近くにいることで、思い出してもあまりつらくないと言います。