「もし、友達と同じ人を好きになったらどうする?」そんな会話で盛り上がったことがある人も、少なくないのではないでしょうか?
筆者の周囲には、「友達より自分の方が好きになった時期が早かったらその恋を頑張る。遅かったら潔く諦める」という人が多かったように思います。しかし、現実はそう簡単にはいかないようで…。
今回、苦い三角関係の思い出があると話してくれたのは、フウカさん(仮名)。彼女がなぜ三角関係の修羅場を迎えることになってしまったのか、さっそくチェックしてみましょう。

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- 性別/年齢/職業:女性/17歳/学生
- お相手の性別/年齢/職業:男性/17歳/学生
- いつ頃経験しましたか?:1ヶ月間ほど
- 恋の期間:2008年7月ごろ
- お住まい:関東エリア
刺激的だった恋のエピソードを具体的に教えてください。
隣のクラスの、優しくてつぶらな瞳がかわいいイケメンな彼・ハヤト(仮名)。
私とハヤト、私の親友のカナコ(仮名)、ハヤトの親友のコウイチ(仮名)は4人で仲良くなり、よく遊びに行っていました。私がハヤトを好きになるまで、時間はかかりませんでしたね。
仲良くなって1カ月したころ、ハヤトから告白されました。私たちは両思いだったんです。
その後、カナコとコウイチにもそれぞれ彼氏・彼女ができたので、4人で遊ぶことは自然となくなり、ハヤトと私だけでデートするようになりました。
お互い純粋で、手を繋ぐからなかなか進まないけど、楽しい日々でした。
しかし、そう思っていたのは私だけ。なかなか先に進めない関係性にうずうずしていたハヤトは、カナコに相談していたそうです。
そのことを知った5日後。ハヤトに呼び出され、「最初から好きじゃなかった」と振られました。
振られた理由には傷つきましたが、気持ちを切り替えて、入部していた吹奏楽部の活動を頑張ろうと思っていた矢先の出来事です。
その日、私は4階にある音楽室に行きました。4階には非常階段があり、人目につかないそこは恋人の穴場となっていました。
私は楽器を吹きながら、時々カップルのキスを覗き見していたのですが…チラッと覗いてみると、なんとハヤトとカナコが濃厚なキスをしていました。
思わず、楽器を置いて「どういうこと?」と聞くと、「悩みを聞いているうちに好きになってしまった」とカナコから聞かされました。
浮気をしたことより、大切な親友が彼を奪ったという事実にショックを隠せませんでした。
お相手とはその後どうなりましたか?
ふたりの噂は学年中に知れ渡り、紳士的な男子がハヤトを呼び出して怒ってくれました。カナコはクラスの女子から無視され、私も口をきかなくなりました。
その1カ月後、ふたりは破局。というのも、ハヤトとは別の男子とカナコが付き合っており、カナコは二股をかけていたことがわかったのです。
どこまで恋愛体質なのか…と呆れましたが、私のことでカナコが無視され続けるのは嫌だったので仲直りしました。カナコとは、いまでも仲良しです。
その恋で後悔していることはありますか?
ありだと思います。苦い思い出にはなったけど、いい勉強にもなったし、周りの人たちの温かさにも気づくこともできました。
浮気にも気づきやすい性格になり、いまでは友達の浮気を言い当てるまでに(笑)。嬉しいやらなんやらですが、これも経験だったかなと思います。
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