2023年に期間工.co.jpが男女500人を対象に実施した「日本のお金や将来の不安に関する調査」では、お金に不安を感じているという人が回答者の97.8%にものぼることが判明。
相次ぐ物価の高騰や生活費の増加により、不安は増しますよね…。
少子高齢化問題も一向に解決の糸口は見えず、現役世帯は将来の経済的負担も予想されます。
個人でできる対策は限られますが、できる対策はしておきたいもの。
今回Webメディア「by them」は、将来のあらゆる不安に備えて、「堅実に家計をやりくりしながらもノンストレスで暮らせている」と話すササキさんご夫婦(仮名)にお話を伺いました。
あしたから真似したいササキ家の家計のルールを、さっそくチェックしてみましょう!

image by:Shutterstock
回答者プロフィール
- 名前(仮名)/年齢/性別/職業:早希さん(仮名)/36歳/女性/会社員
- パートナーの年齢/性別/職業:38歳/男性/会社員
- 家族構成:夫、自分、長男(3歳)
- 世帯年収:世帯年収1050万円(夫650万円、妻400万円)
- 結婚歴:5年目
- 地域:神奈川県
家計はどちらが管理していますか?
お互いに「家計管理は妻がやるもの」という認識で育ってきたため、妻の私が管理しています。
生活費は分担して支払っていますか?
夫の給料から支払っています。
なぜその支払い方法になったのですか?
いまは私も正社員としてフルタイムで働いていますが、子どもの年齢や家族の介護などの問題が出てきたときに、私のほうが働き方を変えたり仕事を辞めるという選択肢が出てくる可能性があるからです。
支払い負担額は途中で変わりましたか?
当初から変わっていません。
家事の分担はどうしていますか?
料理・洗濯は私で、掃除は分担しています。
現在の支払い方法に不満はありますか?
ありません。
それはなぜですか?
お金を別々に管理していると、相手にどれだけの貯金や余裕、もしくは借金があるかが知れず、想定外のことが起きたときに対応しにくくなるからです。
また、マイホームや車など高額の買い物や、子どもの教育費にいくら割けるかなど、ある程度長いスパンで予定を立てる必要のあることは、結婚当初から全体像が見えるようにしておいたほうがスムーズだと考えていることも理由のひとつですね。
お互い結婚前は一人暮しをしていたこともあり、生活費にどれくらいお金が掛かるかなどは肌感覚で身についてはいました。
しかし子どもができたことで、独身時代のように好きなものや欲しい物に惜しみなくお金を掛けることはできなくなり、決まったお小遣いの範囲内で自由に使えるほうがいいと判断。
制限のある自由であれば、ストレスはそこまで溜まりません。
生活費は折半すべきだと思いますか?
思いません。「生活費を折半すること=必ずしも平等」とは思わないからです。
お互いの収入を一つにまとめたものがふたりの財産で、そのなかから使い道を考えようというのが我が家のスタンス。
将来への貯蓄や投資を考え、必要額を逆算したうえで、余裕がある分においては何に使うのか、どう分けるのかをその都度話し合えば、問題ないと思っています。
家計を円満にやりくりするためのルールがあれば教えてください。
一年のはじめに、お互いのその年の年収を低めに想定したうえで、年間計画を練ります。
上振れする分には問題ないので、想定を超えた分は自由度の高い臨時収入のような扱いに。
臨時収入分で購入予定だった車や家電をワンランクうえのものにしたり、近場への旅行を計画したりできるようになったので、経済的な面で生活にストレスを感じくくなりました。
身の丈にあったではなく、身の丈以下の生活を送るように意識することで、総合的な満足度を高くしています。
- image by:Unsplash
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
- ※本記事は個人の特定を避けるため、一部情報にフィクションがあります。