毎週、メールマガジン「文香’camarade」を発行している文香です。
才能にあふれた人が活躍する世界。努力だけではどうしようもないこともあるのだけれど、そのなかには憧れや賛美はもちろんのこと、嫉妬や妬みなどマイナスのエネルギーも渦巻くもの。
そのせいか、世の中には嫉妬して人の足を引っ張ったり、マウントを取ったりする人も案外多いように思います。
妬みの感情で気を遣わせ、人からエネルギーを奪う人からは人が離れていき、そんな人の周りには同じような人しか残りません。これは本当にそうで、似たもの同士が集まるものです。
よく身近な人の悪口ばっかり言っている人がいるけれど、よくよく聞いてると悪口を言ってる本人も同じタイプな人が多いですよね。
周りの人間に不満だらけの人は、自分の状況を客観的に見つめ直したほうがよいと思います。
序列に対する認識が人一倍強い?

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マウントを取る人は、序列に対する認識が人一倍強いと言われています。
序列を重視すると考えるだけではなく、周囲の人もみんな序列を重んじていると思い込んでいるのです。
当てはめるのならば、中学生の部活動のイメージ。私が所属していた部活動にも、なぜか年上というだけで威張りたおす先輩がいました。
「尊敬しろ!」と言ってましたが、そういうものは後輩が自然と思う気持ちの問題。すばらしい人格や才能の持ち主には、自然とみんな尊敬するものです。
このように子どものころから優劣をつけたがる人もいたし、育った家庭環境や幼少期からの性格によって簡単には変わらないものなのでしょう。
しかし、マウンティングしなければ自分が負けてしまうと思うのか、やたら挑戦的で相手を見下す言動をやめず、自分の地位が低くなる事態をとても恐れているようで、そんなものを気にしないタイプはひどく嫌われます。
「人間とは優劣を求めるものだ」と強く認識していることから、序列を気にしない人との間に考え方のギャップが生じるのでしょう。
自分に自信がない?

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「マウンティングして自分は最下層ではないと認めたい」「末端である不安を払拭したい」と無意識に思う人もいるようです。
自信がない人や、自己否定感の強い人もマウントを取る傾向にあります。
相手を相対的に下位に置くことで、自分は優秀だと思い込んだり、自己肯定感を高めたりするのです。
自信がないため、マウンティングして「自分よりもしたがいる」と認識し、自信をつけているのでしょう。
また相手を見下すだけでなく、自分のだめな部分を隠そうとして、現実とは異なる誇張した話をする場合も…。そう、マウントするためには平気で嘘もつく人もいるようです。
人間は本能的に誰かと比べたがる特徴がありますが、このような人は他人を認めなかったり見下したりすることにより、自分が優位に立っていると信じたいのですね。