愛妻家だったはずの夫が、突如妻との離婚を決意…。そこには、夫からの愛を裏切る妻の衝撃的な行動がありました。
一体どのような理由だったのか。そして夫たちは何を思い、離婚に踏み切ったのか。今回は愛妻家の3人の夫が、突然妻との離婚を決意した理由を紹介します。
専業主婦の妻、一切家事をせず育児も放棄

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「私と妻が出会ったのは、社会人になってからの合コンでした。人数合わせで嫌々参加した合コンでしたが、妻も同じような境遇だったので意気投合し、2カ月後に交際を始めたんです。可愛くて優しい、笑顔がひまわりみたいな妻でした。本当に大好きだったんです。彼女の作るハンバーグがとにかくおいしくて、胃袋もつかまれちゃいましたね」
そう話してくれたのは、すでに離婚してシングルファザーになったという会社員の佐々木さん(仮名/35歳)です。
佐々木さんは現在、7歳の長女と5歳の長男の育児に奮闘しています。
離婚後、元妻は養育費や慰謝料を払わずに実家ごと逃亡。子どもの様子を尋ねてくることもないそうです。
「妻の様子がおかしくなったのは、長女が5歳のころでした。長男が生まれてから仕事を辞めて専業主婦になった妻は、育児疲れや体調不良が理由で徐々に家事をしなくなったんです。その点は私も最初、特に気にしていませんでした。むしろ仕事を早く切り上げ、妻のサポートに専念しました。専業主婦とはいえ毎日の家事や育児や重労働なはず。習い事の送り迎えや病院などもありますから、疲れて当然でしょう。便利家電を買ったり、家事代行を呼んでみたりもしました。だけど…1カ月たっても2カ月たっても、半年たっても妻が元気になることはありませんでした」
それどころか、元妻は佐々木さんに家事や育児を押し付けて頻繁に夜遊びをするようになります。
「飲み会に行きたい、という彼女の要望がどんどんエスカレートしていったんです。そのうち朝帰りが常習化。二日酔いで日中は育児も放棄。私が家に帰ったら、もう外は真っ暗なのに電気もつけず、妻は寝室で寝ていて、子どもたちはテレビの前でジッとしている…そんなこともありました。そのとき、私は初めて妻に怒ったんです。やっていいことと悪いことがあると。物事の限度を考えてくれと。そしたら妻は『じゃああなたがやればいいでしょ、私疲れてるの』と言い出しました」
その後何度話し合いをしても同じような状況が繰り返され、佐々木さんは元妻に子どもを任せるのがどんどん怖くなっていったと言います。
「飲み会に行く頻度を減らしてほしいと言っても、夜中にこっそり出ていくんです。私の仕事で残業があった日などは、小言を言う人がいないからと、子どもたちを放置して飲みに出かけてました。もう彼女と一緒に子どもを育てていくことはできないなと、強く思いましたね」
そして佐々木さんはついに、元妻に離婚届を渡します。
「離婚届を渡すと、お金がなくなるから困るとすがりつかれました。ああ、私は彼女に遊ぶお金を渡すだけの存在だったんだなと…最後に少しだけ残っていた愛がパッキリ割れていきましたね。結局離婚調停にまでもつれこみ、無事に離婚できました。親権ですか?遊ぶのに邪魔だからくれてやる、って最低なこと言われましたよ。子どもがあの言葉を聞かなくてよかった…いくら放置されても、子どもたちは『お母さん大好き』とよく言っていたので」
そして最後に佐々木さんは、元妻の行動の理由を語ってくれました。
「なぜ家事や育児を放棄し、頻繁に出かけるようになったのか聞いたら『自分の人生を生きたかったから』と言われました。いろんなむなしさがあったのかもしれませんが、その願いに子どもたちを巻き込んでほしくなかったです」