前回ご紹介した、ChatGPTのこわい話。「ほかの話が読みたい」という声にお応えして、きょうは第二弾をご紹介します。
今回もマンションを舞台にした怪談をChatGPTにお願いし、「覗き穴」をテーマに考えてもらいました。どうぞお聞きください。
ちいさな「覗き穴」

画像はイメージです image by:yoshi0511/Shutterstock.com
私は数カ月前、東京の荒川区にあるマンションに引っ越してきた。このマンションは築40年以上の古い建物で、エレベーターもなく、階段も狭くて急だ。
部屋は狭いし、壁は薄いし、設備も古いし、家賃も安くないし、住んでいる人もあまり親しくない。
しかし、唯一親しくしてくれている人がいる。田中さんだ。
田中さんはこのマンションの104号室に住んでいる50代くらいのおじさんで、とても優しくて親切。
私がこのマンションに引っ越してきたとき、田中さんは温かく迎えてくれた。部屋の掃除や修理を手伝ってくれたり、荷物を運んでくれたり、近所の情報を教えてくれたりした。私は一人暮らしだから、田中さんの存在は心強かった。
田中さんはほかの住人にも親切だった。マンションの掃除やゴミ出しを毎日欠かさずにやってくれたり、トラブルがあればすぐに駆けつけてくれたりした。
田中さんは、マンションの安全にも気を配っていた。このマンションは古くて防犯カメラもなかったそうだが、田中さんは自分で防犯カメラを設置したり、夜間に見回りをしたりしていた。
私は田中さんと仲良くなり、よく話をした。田中さんは20年以上前からこのマンションに住んでいるらしく、色々な話をしてくれた。
このマンションには、昔から不思議なことが起きるらしい。
たとえば、夜中に誰もいない階段で足音が聞こえたり、壁から子どもの声が聞こえたりすることがあるという。私はそういう話が好きだったから、興味深く聞いていた。
ある日の夕方、私は仕事から帰ってきて部屋に入ろうとしたとき、ドアに小さな穴が開いていることに気づいた。
穴はドアノブのうえあたりにあり、直径は1センチほどだった。誰かがドリルで開けたのだろうか?でも、何の目的で?私は不安になって田中さんに電話した。
「田中さん、すみません。私の部屋のドアに穴が開いてるんですけど…」
「え?穴?どんな穴ですか?」
「ドアノブのうえあたりに小さな穴があるんです。誰かが開けたんですかね…」
「そうですか…すぐ行きますよ」
田中さんは電話を切ってすぐにやってきた。田中さんはドアの穴を見て言った。
「この穴は…昔、このマンションに住んでいた男が開けたものだと思います」
「え?どういうことですか?」
「その男は、このマンションのとある女性に執着していて、彼女の部屋のドアに穴を開けて覗いていたんです」
「覗き…?」
私は穴を見た。かすかだが、部屋の様子がわかるようになっていた。
私は恐怖に震えた。私の部屋のなかを、誰かが覗いていたのだろうか?
「その男は、ある日、覗き穴から見ていた女性に気づかれてしまって、逆上して彼女を殺したんです。その後、警察に捕まって刑務所に入りました。その事件は20年以上前のことでした」
「20年以上前?じゃあ、その男はいまは…」
「いまは出所していますよ。去年、出所したばかりです」
私は血の気が引いた。その男がこのマンションに戻ってきたのだろうか?私の部屋のドアに穴を開けたのはその男なのだろうか?
私は田中さんに訊ねた。
「田中さん、その男はいまどこに住んでるんですか?」
田中さんは静かに言った。
「104号室ですよ」
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今回もまた、ChatGPTの応答はここで途切れてしまいました。
犯人の正体を知ってしまった主人公の女性は、この後どうなってしまったのか…。それを知るのは、ChatGPTだけ。
一体どんな結末が用意されていたのでしょうね。
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