既婚者が、結婚生活外で恋愛をする「婚外恋愛」。
以前ご紹介した、30~59歳の既婚男女1500人(男性500人、女性1000人)を対象に実施した「婚外恋愛に関する実態調査」の結果では、既婚者の22.5%が「婚外恋愛の経験あり」と回答し、男女別では既婚男性の33.0%、既婚女性の16.1%が婚外恋愛の経験があることが判明。
さらに、東京・福岡は「浮気率」が高く、神奈川・埼玉は低いなど、婚外恋愛には地域差があることもわかりました。
では、婚外恋愛をしている人はどんな場所でお相手と出会うのでしょうか?
レゾンデートル株式会社が、婚外恋愛経験のある30~59歳の既婚男女350人(男性148人、女性202人)を対象に実施したアンケートをもとに、実態を探っていきます。
婚外恋愛の相手とはどこで知り合った?

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婚外恋愛経験者たちは、婚外パートナーとどこで知り合ったのか聞くと、アンケートでは1位が「職場」(146人・41.7%)、2位「元からの知人・友人」(108人・30.9%)、3位「趣味の活動」(57人・16.3%)、4位「マッチングアプリ/サイト」(53人・15.1%)、5位「合コン」(36人・10.3%)、6位「子ども繋がりの知人・友人」(34人・9.7%)、7位「SNS」(32人・9.1%)との結果になりました。
- ※該当する選択肢をすべて選ぶ複数回答方式です。
注目すべきなのは、「マッチングアプリ/サイト」が4位に入っている点。
既婚者が利用できるマッチングアプリやサイトは限られているため、このうちの多くが近年利用者の拡大がみられる既婚者限定のアプリやサイトかもしれません。
そのほか、5位の「合コン」も注目されます。こちらも既婚者限定の合コンや交流パーティが近年盛んに開催されるようになっているんだとか。
6位の「子ども繋がりの知人・友人」は、ママ友・パパ友や保育園・学校関係での出会いを示すと想定されます。一般的には稀に聞く程度の出会いですが、10人に1人が選択するという予想以上に高い割合となりました。
逆に予想よりも低かったのが、「SNS」です。X(旧Twitter)やInstagram、Facebookなどでの出会いはそれほど多くないのかもしれません。
男女別でみると…

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「出会いの場」を男女別でみると、いくつかの項目に大きな男女差がみられました。
「職場」は男性が8ポイントも高く、女性よりも重要な出会いの場になっているようです。
また、「趣味の活動」では男女で倍の開きがありました。「趣味の活動」とは、たとえばスポーツサークルや音楽・美術サークル、登山や自然体験などを含むものですが、活動に対する男女の意識の差が現れているかもしれません。
そのほかでは、男性で「合コン」が女性よりも10ポイント高い点、女性で「そのほか」が男性よりも6ポイント高い点なども注目されるでしょう。
全体としてみれば、男性の方が多彩な場所で出会っている傾向が見て取れるのが男女別の特徴です。
年代別でみると…
さらに、男女それぞれを年代別に分けて分析。すると、人生のライフステージを示すような傾向が見られました。

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「職場」が最も高い割合を示すのは、50代男性。一方、「趣味の活動」の割合が最も高いのは、40代になります。
40代の既婚男性はこれまでの記事で判明したように、最も婚外恋愛に積極的な世代です。「合コン」も40代がトップになっています。
驚いたのは、「子ども繋がり」が30代男性で2割近くにのぼる結果。「保育園」「幼稚園」「子どもの習い事」などの場で、異性の親や先生などに接する機会が多い時期だからでしょうか?
また、マッチングアプリも30代がトップとなりました。アプリでの出会いに親しみがある世代なのかもしれませんね。

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続いて、女性の年代別です。40代の「職場」が突出していますが、子どもの手が離れて再び働き始める女性が多い時期と重なり、興味深い結果です。
「元からの知人・友人」とは、学生時代の友人などの結婚前からの知り合いを想定しています。30代の既婚女性は結婚生活や育児に様々な葛藤を抱えやすく、友人との交流を再開する例も多いでしょう。
40代既婚女性が突出し2割近い結果が出たのが、「マッチングアプリ」。子どもの手が離れた時期に、アプリで出会いを探すというケースが多いようです。